エヴァ ss シンジ キレ る。 SS投稿掲示板

アスカ「ホントは私の体に興奮してるんでしょ!」 シンジ「……」 【エヴァンゲリオンss/アニメss】

エヴァ ss シンジ キレ る

SS投稿掲示板 エヴァSS投稿掲示板 No. その中で碇シンジは、正直 感心していた。 「(人間は暗闇の中では容易く不安になり、心が乱れる。 個人差はあるだろうけど、初めての場所では特にね。 パイロットの精神を適度に壊すという事に関してはね………。 やはり、策略家としては一流と言っていいのかな。 気を付けないと)」 そう考えていた時、突然、黒一色だった目の前の景色に色が付いた。 照明が灯ったのだ。 「あ………」 少年の視線の先には、巨大な顔らしきがあった。 懐かしさで、つい顔が綻びかけるが、今、それは少年の態度としては相応しくない。 「(おっと、驚いたふりしないと怪しまれるな) な、何だ? 顔?………鬼みたいだ」 紫色の装甲に包まれた目の前のものは、一見して角の付いた怪物に見える。 「鬼というのは言い得て妙だけど、正確には違うわ。 これは人の作り出した究極の汎用人型決戦兵器………『人造人間 エヴァンゲリオン』、その初号機よ。 建造は極秘裏に進められたわ」 「(究極の汎用ねぇ………決められたパイロット以外、まともに動かせないものの何処が汎用なんだろう? もしかして、何処でも使用できるって意味の汎用かなぁ………)」 初号機を見ながら声も無く立ち尽くしているシンジの様を、リツコは、驚きのあまり声も出ないのだろうと考えた。 「(シナリオ通りね)」 すると、シンジがおもむろに口を開く。 明らかにスピーカーを通した声がケイジ内に響き渡る。 シンジは音のした方向、巨大な顔の上方に視線を向けた。 「父さん……」 シンジは表情を曇らせ、顔を背ける。 そんな息子の態度に、ゲンドウは「シナリオは順調だ」と確信し、ニヤリと嫌な笑みを浮かべた。 「ふっ………出撃」 その言葉にいち早く反応したのは葛城ミサトだった。 「出撃ぃっ!? 零号機は凍結中でしょう!………まさか、本当に初号機を使うつもり!?」 「他に道は無いわ」 と、リツコが答える。 「ちょっと待ってよ! レイはまだ動かせないでしょう? パイロットがいないわよ!」 リツコに食って掛かるミサト。 「さっき届いたわ」 冷静に答えるリツコ。 「マジなの?」 親友であり、同僚である彼女の問いにリツコは、「碇シンジ君」と少年を呼ぶことで答えた。 呼ばれたシンジが「はい?」と顔を上げる。 「あなたが乗るのよ」 「…………………えっ?(お、いい演技)」 内心 上出来だと思っているシンジを余所に、話はスイスイと進んでいく。 「でも、綾波レイでさえ、エヴァとシンクロするのに七ヶ月もかかったんでしょう? いま来たばかりのこの子には、とても無理よ!」 「座っていればいいわ。 それ以上は望みません」 「しかし!」 「今は使徒撃退が最優先事項です。 その為には誰であれ、エヴァと僅かでもシンクロ可能と思われる人間を乗せるしか方法はないわ。 判っているはずよ、葛城一尉」 「………そうね」 渋々、納得するミサト。 二人の遣り取りを聞きながらシンジは、「やはり同じか」と呟いた。 その声はとても小さく、誰にも聞こえていない。 「(ミサ……葛城さんの気持ちも判らなくはないんだよなぁ。 使徒殲滅という使命感と子供を戦場に送るという罪悪感で葛藤している心…………でもね、中途半端な優しさは、周りを不幸にするだけです。 「………父さん、なぜ呼んだの?」 「お前の考えている通りだ」 「じゃあ、僕がこれに乗って、さっきのと戦えって言うの?(………そうだ)」 「そうだ」 「嫌だよ! 何を今更なんだよ! 父さんは僕を要らないんじゃなかったの!?(………必要だから呼んだまでだ)」 「必要だから呼んだまでだ」 「何故……僕なの?(………他の人間には無理だからなぁ)」 「他の人間には無理だからなぁ」 「無理だよ、そんなの。 見たことも聞いたこともないのに出来るわけないよ!!(………説明を受けろ)」 「説明を受けろ」 「そんな………。 できっこないよ! こんなの………乗れるわけないよ!!(乗るなら早くしろ。 でなければ……帰れ!!)」 「乗るなら早くしろ。 でなければ……帰れ!!」 ゲンドウの、その脅しつけるような言葉に、シンジは父に向けていた視線を逸らし、顔を下に向けた。 サキエルの視界に、ようやく目的地である第3新東京市が入った。 街まではまだ1~2kmほどの距離があるが、箱根の山々の上に立つ使徒には、街の全景が見渡せた。 サキエルは一旦、そこで歩みを止める。 目的の場所が、何か固い殻のようなものに覆われているのに気付いたからだ。 実際、到達すべき場所であるジオフロント内に至るまでは、何十にも及ぶ特殊装甲板の防御壁を破壊しなければならないのだ。 そのことを正確に感じ取ったサキエルは、自分の生来の能力である『光のパイル』だけでは足りないと考え、すぐさま、その問題を解決するための行動に入った。 やがて、大きく身体を反らした使徒の胸部には、新たな顔が生まれていた。 新たに生まれた仮面部分の両眼が輝き、放たれた閃光が第3新東京市を襲った。 十字を模る巨大な火柱と共に街が破壊されていく。 「まさか………この短時間に機能を増幅させたのか!?」 休むことなく、続けて光線を発射するサキエル。 街と夜空を焼き焦がす爆発の火柱は、衝撃を伴ってNERV本部施設全体を揺らす。 シンジ達がいるケイジも例外ではなかった。 ちっ、とゲンドウの舌打ちが聞こえた。 「奴め………ここに気付いたか!」 〔第1層 第8番装甲版、融解!〕という被害を伝える報告がケイジに響き、その間も使徒は攻撃の手を緩めることなく光線を発射し続ける。 轟音と共にまた揺れた。 もはや、一刻の猶予も無い。 「シンジ君、時間が無いわ」 「乗りなさい!」 リツコとミサトの言葉に、シンジは俯き、肩を震わせる。 泣いているのだろう。 ミサトはそう思い、シンジの肩に手をやり、優しく諭す。 「シンジ君、何のためにここに来たの? 逃げちゃだめよ、お父さんから。 壊れた笑顔ではない。 諦めの笑顔でもない。 そう、心底愉快な顔だった。 「『平行宇宙』だとは思っていたけど………こうまでそっくりとはね」 「し…シンジ君?」 ミサトは混乱していた。 何故、この状況で笑っていられるのだろうと。 そしてシンジは、ついに声を出して笑い始めてしまった。 「プ…クク……ク、アハ、アハアハ……ダメだ、我慢できないや………アーーッハッハッハッハッハッハアアアァッ!!」 皆、唖然としていた。 その笑い声はまさに、喜劇を見に来た観客のような笑い方だったのだ。 それがゲンドウの癇に障る。 馬鹿にされているように感じた。 「何がおかしい」 「だ、だってさ……クク……みんな、あまりにも僕のシナリオ通りに動いて喋ってくれるんだもの………ヒヒ……笑わないほうがおかしい……ってハハハハハ!!」 「シナリオだと? 貴様、何を言っている!?」 「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」 シンジは狂ったように笑い続ける。 「ちっ!」 恐怖のあまり、シンジが使い物にならなくなったと判断したゲンドウは、少しシナリオとは違うが、もう一人のエヴァパイロットを使うことを決める。 発令所との通信を開き、年上の副官を呼び出した。 「冬月」 〔何だ〕 「レイを起こしてくれ」 〔ふむ………使えるかね?〕 「死んでいるわけではない」 「死んでいるわけではない」 ゲンドウとシンジの声が重なった。 それも一字一句間違わずに。 驚いたゲンドウは、弾かれたように下にいる息子を見る。 シンジは「悪戯成功!」とばかりに ニィッ と笑みを浮かべていた。 「言ったろう? シナリオ通りだって。 アハハハハハハハハハハハハハハ!!」 「シンジ君、不謹慎よ!! こんな時に!!」 「ハハ………そうですか?」 リツコが窘めるが、シンジは聞かない。 そうこうしていると、シンジ達 三人が入ってきたドアとは反対側のドアが開き、ケイジ内に一台のストレッチャーが入ってきた。 医師らしき男一人と女性看護師二人が付き添っている。 そのストレッチャーはベッドのようになっており、その上には一人の少女が横たわっていた。 身体に巻かれた包帯や右腕のギプス、そして左腕に打たれている点滴が、彼女の怪我の重さを物語る。 ストレッチャーを運び込むと、医師と看護師達はさっさと出て行った。 まるで、自分の仕事はこれで終わりだ、と言わんばかりに。 「レイ、予備が使えなくなった。 もう一度だ」 「…………はい」 ゲンドウの命令でストレッチャーから起き上がろうとする少女。 怪我の痛みが動きを緩慢にさせる。 いつの間にか、シンジの馬鹿笑いは止んでいた。 「(マヤが見たら、一発で落ちるでしょうね)」 ここにはいない潔癖症気味のカワイイ後輩を思い浮かべ、リツコが苦笑しかけた時、 「綾波………」 不意に呟かれたシンジの声。 それをリツコは聞き逃さなかった。 使徒の閃光による攻撃が防御壁の全てを貫き、ジオフロント内まで届いたのだ。 十字の炎が地下世界を照らした。 「あうっ!」 「きゃぁ!!」 突然の衝撃を受け、ミサトとリツコは尻餅をつく。 同じようにストレッチャーがバランスを崩して倒れ、乗っていたレイを放り出す。 と同時に、震動により天井の照明器具が壊れて外れ、それがシンジとレイに向かって降り注いだ。 「危ないっ!!」 ミサトが叫んだ。 しかし、この体勢では間に合わない。 シンジは「くそっ!」と叫び、レイを守る為に動いた。 「律儀にこんな事まで同じじゃなくてもいいだろうに」 シンジは驚くべきスピードでレイに近づくと、覆い被さるようにレイを庇う。 しかし、ただこのまま何もしないでは、二人とも潰されてしまう。 照明器具の残骸は降ってこなかった。 巨大な手が、襲い来る凶器の全てからシンジとレイを守っていたのだ。 「エヴァが動いたぞ!?」 「右腕の拘束具を引き千切っています!」 ケイジ内の整備員がありえないことに動揺する。 それは、エヴァを最もよく知るリツコも同じであった。 「そんな!? ありえないわ! エントリープラグも挿入されていないのに!」 だが、ミサトはこの光景に希望の光を見た。 「インターフェイスも無しに反応している………というより、守ったの? 彼を?……………イケる!!」 ミサトは、自分の目的である使徒への復讐が間接的にでも果たせると思い、シンジに期待を抱いた。 しかし、シンジはそんなミサトを無視して初号機に目を向ける。 ここに来て初めて見せる優しい眼差しで。 「(ありがとう、母さん。 もう少し待ってて)」 シンジはそのままの表情で、腕に中に抱きかかえるレイを見た。 前と同じ、痛々しい姿。 傷口が開いたのか、包帯の所々が血で滲んでいる。 シンジは涙が出そうになるのを堪えて、聞こえるか聞こえないかの小さな声でレイに語りかけた。 「綾波………ゴメン。 本当なら、君はこんな怪我を負うことはなかったんだ。 でも使徒との戦いが始まるまで、できるだけイレギュラーを減らさなければならなかった。 だから零号機の暴走事故を止めることができなかったんだ。 レイの手がシンジのシャツを掴み、ぼそぼそと何かを呟いていたからだ。 「え? なに?」 シンジは、レイの口に耳を寄せる。 「……い…かり……くん…だ…め………あれ…に……のら…な………いで」 「!?」 驚愕! シンジの瞳が大きく見開かれる。 今、この時点で彼女が僕の名前を知っているはずがない。 仮に知っていたとしても、「エヴァに乗らないで」などと言うわけがない。 ………だとしたら、まさか……………まさか! 「……い…か……りくん……もう…かか…わらな……いで………」 「あ……あやな……み……?」 途端、涙が溢れた。 彼女だ………綾波レイだ。 僕の知っている、僕を知っている綾波レイだ。 何故かは判らない。 でも、無性に嬉しかった。 また逢えた。 今度こそ救える………彼女を。 身勝手な大人たちの最大の犠牲者である彼女を。 シンジはレイを抱きしめた。 にちゃぁ という音と共にシャツに血が付いたようだが、そんなことは気にもならなかった。 嬉しかった。 唯々、嬉しかった。 しかし、そのシンジの気持ちをブチ壊す女が一人、その名は葛城ミサト。 「シンジ君、あなたが乗らなければその娘が乗ることになるのよ。 怪我人を戦わせて恥ずかしいとは思わないの?」 ミサトの無神経極まりない言葉に、シンジは本気でキレかけた。 だが、怒りをその身に滾らせようとも少年は、あくまで穏やかに言葉を返す。 「この娘を戦場に出そうとしているのはあなた達でしょう。 いい歳した大人が子供を最前線で戦わせて………あなた達こそ恥ずかしくないんですか?」 「うっ………し、仕方ないじゃない。 エヴァはあなた達じゃないと動かせないんだから………」 「本当に?」 「ええ」 ミサトでは分が悪いと踏んだリツコが割り込んできた。 「エヴァンゲリオンには、特別な才能を持った14歳の子供しか乗ることができないの」 「欠陥品じゃないですか」 「何ですって!?」 リツコの目つきが険しくなる。 それはそうだろう。 NERVの誇る決戦兵器を欠陥品呼ばわりされては。 「だって、そうでしょう? 子供しか乗れない兵器のどこが究極の汎用兵器なんですか? そんな兵器を自慢して、尚且つ怪我人を乗せようとしたり、脅迫して無理やり乗せようだなんて………本当に自分達のやっていることが恥ずかしくなんですか?………もう一度聞きます。 恥ずかしくないんですか!!」 「「「「………………………………………」」」」」 誰も、何も言い返せなかった。 シンジの言う通り、客観的に見ても自分達のやっていることは、大人が子供に対して行って良いことでは決してない。 しかし、使徒を倒さなければ人類全てが滅ぶ。 仕方がない。 それが大人達の免罪符。 「もういい、葛城一尉!」 事の成り行きをただ見ていただけの髭男が叫ぶ。 「人類の存亡を賭けた戦いに、臆病者は不要だ!」 その言葉にシンジは即座に反応する。 「臆病なのはあんたの方だ! そのサングラスで視線を隠し、髭面と威圧的な言葉で相手を怯えさせることでしか、他人と付き合うことができないんだろう?」 「……………」 「沈黙は肯定と受け取るよ………それに、僕はまだ『乗らない』とは言ってない。 『乗れるわけない』とは言ったけどね」 「シンジ君、それじゃ………!」 俯いていたミサトが顔を上げる。 「乗りますよ、ここまで来たら。 それに………時間が無いんでしょう?」 ドゴォォォォォン!! 未だ使徒の攻撃は続いている。 何度目になるのか判らない衝撃がケイジを襲った。 「その様ね………リツコ!」 「判ったわ。 シンジ君、ついてきて」 「ちょっと待ってください」 そう言ってシンジはレイを抱き上げると、静かにストレッチャーに乗せた。 「………だ…め……だめ……」 「心配いらないよ。 綾波はゆっくり休んでて」 シンジはレイの頭に手をやる。 すると、痛みで震えていたレイの身体が急に弛緩したかと思うと、次の瞬間には安らかな顔で眠りについていた。 「!!………シンジ君、レイに何をしたの?」 「眠りのツボってやつです」 リツコの質問をはぐらかすシンジ。 実際はA. フィールドの応用で怪我の痛みを取り除き、強制的に眠らせたのである。 今のレイに無理をさせるわけにはいかない。 リツコからインターフェイス・ヘッドセットを受け取ったシンジがエントリープラグに乗り込もうとする。 と、そこにリツコから声が掛かった。 「ねえ?」 「はい?」 「あなた………本当に碇シンジ君?」 「…………何故、そう思うんです?」 「私を赤木さんと呼んだわ」 「?………赤木リツコさんでしょ?」 「ええ、そうよ。 でもね、私はあなたに『よろしくね』としか言ってないの。 ミサトも『リツコ』としか呼んでないし」 「……………!」 内心、しまった………と思うシンジだが、それは決して表情には出さない。 あくまで冷静を装う。 「何故、私の姓が『赤木』だと判ったのかしら? いえ………もしかして、知っていたのかしら?」 「(鋭いなぁ………やっぱ要注意だよ、リツコさん)」 「どうかしら?」 「生きて帰ってきたら、ちゃんとお教えしますよ」 「楽しみだわ」 プラグのハッチが閉められ、エヴァンゲリオンへのエントリーが始まる。 「冷却終了。 ケイジ内、全てドッキング位置」 「パイロット、エントリープラグ内コックピット位置に着きました」 「了解。 エントリープラグ挿入」 「プラグ固定………終了」 「第一次接続、開始」 「エントリープラグ注水」 シンジの足元からオレンジ色の液体が湧き出てきた。 その水位は徐々に上がっていき、その液体でプラグ内部が満ちていく。 「(あ、忘れてた)な…何だ、これ!?」 シンジの問いにリツコが答える。 「大丈夫。 肺がL. Lで満たされれば、直接 酸素を取り込んでくれます」 L. Connect. Liquid(リンク・コネクト・リキッド)の略で、同調接続用液体とも呼ばれるものである。 また、プラグ内全てが液体で満たされるため、衝撃緩和材としての機能もある。 「う、がぼぅ………気持ち悪い」 「我慢なさい! 男の子でしょう!!」 ミサトの激が飛ぶ。 ムカつくシンジ。 「男でも、気持ち悪いものは気持ち悪いんです。 だいたい、セクハラですよ、そのセリフ」 「口が減らないわねぇ」 そういう間にも、作業はどんどん進む。 「主電源接続。 全回路、動力伝達」 「起動スタート!!」 「A10神経接続………異常なし」 「初期コンタクト、全て問題なし」 「双方向回線、開きます」 「シンクロ率…………えっ!?」 赤木リツコの部下であり、右腕でもある『カワイイ後輩』伊吹マヤが信じられない、そして予想もしない結果に驚いた。 「マヤ、どうしたの!? 報告しなさい!!」 「あ、すみません! シンクロ率99. 89%! 暴走、ありません」 「そんな!?」 さすがのリツコも驚きを隠せなかった。 初めてのエヴァとのシンクロで、いきなり理論限界値ギリギリのシンクロ率など予想できるものではない。 一瞬、やはり偽者かと考えた。 だが、初号機にシンクロできたという事実が、彼が碇シンジ本人という何よりの証明だということを思い出した。 「どうなの、リツコ?いけるの?」 ミサトが不安そうに聞いてくる。 「ええ、動かす分には問題ない……いいえ、充分よ」 「よし! エヴァンゲリオン初号機、発進準備!!」 ミサトの号令と共に、ケイジ内が慌ただしく動き出す。 「第1ロックボルト解除!」 「続いて第2ロックボルト解除!」 「アンビリカルブリッジ移動!」 「第1、第2拘束具除去!」 「1番から15番までの安全装置を解除」 「内部電源、充電完了」 「外部電源コンセント、異常なし」 「エヴァ初号機、射出口へ!!」 「5番ゲート、スタンバイ!」 「進路クリア、オールグリーン!!」 「発進準備完了」 「了解」 ミサトは全ての準備が整ったのを確認した。 後は発進の号令を出すだけ。 後ろを振り向く。 発令所の中央部、一段高くなっている司令塔に総司令 碇ゲンドウはいた。 使徒戦の指揮官として作戦を任されているミサトは、最後の確認をする。 「構いませんね?」 この時、ミサトは『総司令』にではなく、『シンジの父親』に向かって確認をしたつもりであった。 だが、ゲンドウはそれを知ってか知らずか、『総司令』として答えた。 「もちろんだ。 「何よ! こんな時に!!」 「第3新東京市上空に未確認飛行物体!」 「何ですって!?」 「まさか、新たな使徒!?」 「いえ、A. フィールドは計測されておりません」 「映像で確認、主モニターに回します」 そこに映し出されていたのは、飛行機と呼ぶにはあまりに大きすぎる翼を広げた謎の飛行体。 生命体ではない。 明らかに機械であり、人工物だと判る。 「何よ、あれ?」 「飛行物体より通信!」 「!!………人が乗ってるの!?」 「どうしますか?」 眼鏡を掛けたオペレーター、日向マコトが聞いてくる。 「………いいわ。 回線を開いて」 覚悟を決めたミサト。 あまりに予想外な姿だったため、固まってしまう発令所の面々。 マヤなど石化している。 「あ~~、こちら地球防衛勇者隊『Gutsy Galaxy Guard(ガッツィ・ギャラクシー・ガード)』だ。 これより使徒殲滅戦を開始する」 第肆話に続く.

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「今日も・・・・」 と、トウジが言えば 「平和だねぇ・・・・」 とケンスケが付け足す。 毎日お馴染みの光景が繰り広げられていた。 時に2015年 世界はサード・インパクトの危機を乗り越え、まぁ平和だった。 サードインパクトで人類を一度絶滅の危機に晒しながら、結果的に世界を救ったネルフ。 その中で、最も注目を浴び、隠匿された存在。 5人のチルドレン 彼らは、元の中学生に戻った。 そして、2016年 中学三年生となる。 葛城ミサト・加持リョウジ・赤木リツコの三十路(直前)トリオは既にこの世にはなく、 シンジとアスカは新たな保護者を迎えて同居を続けていた。 それが伊吹マヤ(当時26歳) その中で3年1組 伊吹マヤ先生 誕生 担当は数学、物理、生物、科学、英語、というか何でも可、一応英語科教師 人気は上々 ケンスケの写真の売り上げも上々 だが、実体はネルフからまわされたシンジの保護者 それについて約2名のコメント 「「またシンジかよっ(かいなっ)!」」 だが、彼ら二人の言っている「平和」は、当然そのようなことではなかった。 「ホンマ、ようやるわ」 「イヤ〜ンな感じ」 彼らにしてみれば、それしか言いようがない その原因の源 碇シンジ 世間様曰く「英雄」の少年 実際は、ただの少年。 その彼の性格、優柔不断 そして、「他人を傷つけることに対する絶対的恐怖」 争いは好まない だが、その光景を作り出しているのは4人の少女 彼女たちの親友、洞木ヒカリ曰く 「みんな良い人だし、仲もいいんだけど、碇君のことになると変わるのよね。 」 その4人 「碇君は私が護るもの」を大義名分に掲げつつ、何故か性格が大異変し 今じゃ普通の中学生と化してしまったが、それこれもシンジから影響を受けたため。 とにかく、男はシンジしか見ていない少女 綾波レイ 「シンジがいなかったら誰がアタシの面倒見てくれんのよ?責任取りなさいよっ、シンジ!」と 保護者付きとはいえ、いまだに続く同居を依代にあわよくば「婚約」を取り付けようと画策する。 だが、シンジ以外の男に頼る事はもはや出来ない少女 惣流アスカ 「シンジ君と似てない方が良かった」と言いつつ、似てなかったらシンジと親しくなることもなかったし シンジの内面を見ることが出来なかったと考え、丁度父親の再転勤も手伝い 決意新たに第三新東京市に舞い戻ってきた少女 山岸マユミ 「また、逢えるよね」そう、再び逢えた。 箱根湯本で別れてから苦節半年 スパイだった自分を最後には受け入れてくれた少年と 既にこの世にはいない加持のお陰で自由という翼を備えて舞い戻ってきた少女 霧島マナ まぁ、そろいも揃った中学生にしてはハイレベルなのばっか。 両手に華どころではない。 だが、それがシンジにとっては最大の悩みだった。 シンジの 手作り による 弁当 を 1週間独占 して食べられる 権利 争奪戦 第 零週目 書いた ヤツお方 ともかく、何時も通りの昼休みだった。 ちなみに金曜日、あと午後の2時間が終われば後は連休である。 だから、気分はいつもより軽い。 だが、アスカの弁当の中のハンバーグが、マナによって取られたことが全ての発端だった。 「どうしてアンタは平気でアタシのおかずを取るのっ!! 」 アスカのお弁当は、言うまでもなくシンジの作った物 味はぼちぼち、まぁまぁ、不味くはない。 だが、丁寧に作ってあるし、なによりもアスカの好みに合わせて作ってある。 「ホラッ、アスカ・・・僕のをあげるから・・・・」 シンジがなだめようとする。 だが、キレた少女は聞く耳を持たない 「だいたいアンタが悪いのよ!いっつもそうやってアンタがこの女を甘やかすからこいつがつけ上がるんじゃない!! 」 一部正論、だが、シンジが甘やかしているのはマナではなくアスカである。 だが、第三者介入 「碇君・・・・・そのきんぴらごぼう、頂戴。 」 「あぁ、良いよ、綾波。 」 シンジは特に気にすることなく、きんぴらごぼうをレイにあげた・・・シンジの箸で その結果、二人の少女の目が一部に集中する。 「言ってるそばからぁ!!! 」 「綾波さんっ!抜け駆けは卑怯よっ!」 「狡いですっ!綾波さんまで」 「「「「「「「えっ!? 」」」」」」」 四人目介入 だが、いつもは大人しすぎて存在感が薄すぎた少女 「なっ、マユミまで・・・・・」 アスカがたじろぐ 予想外の敵の出現は、アスカだけでなくその場にいたレイ以外の人物を驚かせた。 カヲルですら驚いた。 「きっ、きっ、きっ、貴様は敵だぁシンジィィィィィ!!!! 」 ケンスケは何故かその場から涙を流して走り去った。 その理由が解るのは、彼の数少ない友人トウジのみ 「ケンスケも哀れなやっちゃ」 その彼はヒカリのお手製の弁当に満足しているため、争いを遠くから眺める事が出来る。 だからこそ言ってしまった。 「そこまでしてシンジの弁当を食いたいンなら、勝負して決めりゃいいんやないか?」 この言葉は、少女達のハートに火を付けたどころか、ニトログリセリンをジャブジャブ注ぎ込んだ 特にマナの 「なにふざけたこと言ってんのよっ!! 」 アスカが切り返す。 トウジの「勝負」発言は非常に拙かった。 このままでは押し切られてしまう。 しかし、マナのハートにニトロはばっちり点火した。 「そうよっ、アスカだけシンジの作ったおべんとを独占できるのは卑怯よっ!」 更に、レイまでも加担する。 「私だって、碇君が作ってくれたお弁当、食べたいモノ」 そしてマユミまで 「私だって・・・食べたいんですから。 」 アスカにとって、予想外だったのはマユミの強い意志だった。 珍しく自分を出して来ている相手、特にマユミの場合、力で押し切ったらイジメになりかねない。 だが、よく考えてみたら勝てば何事もなかったかのように食べられるのである。 いざとなったらもう一つ作らせればいい。 ここで、件の人物。 シンジが自分の中に湧いた疑問を出してみた。 「あの・・・・・僕の都合は・・・」 「却下( に決まってるじゃない!! ・ ね。 ・ よっ!! ・ です! )」 だが、返ってきた答えは四人揃って予想通りだった 「だ、誰か僕に優しくしてよ・・・・・」 あまりの状況の動きに、シンジは現実逃避を始めた だが、そこに手を差し伸べた者 「大変だね、シンジ君は」 カヲルが優しくシンジを慰めた。 「ありがとう・・・・カヲル君」 どうやって帰ってきたか分からない、っていうかどさくさに紛れて今じゃ普通の中学生 渚カヲル いつの間にか形成される紫色のフィールド これにはトウジもヒカリも突っ込む余地はなかった。 が 「「「「なにやってんのよぉ(してるの・してるんですか)!!!!!!!!!!!! ヒカリの視界にも入った。 だが、あえて無視した。 『『関わったら命がない』』 よく現実を理解しているから。 何はともあれ、勝負が決まった。 毎週土曜日に、シンジの作った弁当5日間分を掛けること だが、シンジには分かっていた。 『どうせ喧嘩になるんだ』 ということらしい だが、この予想は良い方向で裏切られていく。 「ぜ〜ったいに負けないわよっ」 「碇君のお弁当・・・・負けられない」 「シンジのおべんとが掛かってるんだもの、負けられないわ」 「シンジ君のお弁当・・・・負けられません」 4人の少女の思惑が交錯する中、戦いは翌日始まる。 なお、カヲルの参加は全員一致で却下された 「なに、結局僕が作るの?」 そうです。 他に誰が作る? 「洞木さんだって作れるし、なんならマヤさんだって・・・・・」 シンジが作らなきゃ意味がない。 そういうわけで訳で、予告 次回 第壱週 「我慢、それは非常に辛いこと」 後書き2000(もあと少し) ども、緒方です。 受験終了なので、指先の思うまま書いてみました。 そしたら、こんな風になってしまいまいた。 ・・・・・・なにか、溜まってるんでしょうか。 とにかく、続きます。 第四週まで・・・・保って第伍週かと 受験終了して気分はワオ!な緒方さんから投稿連載を頂いてしまいました。 緒方さんに感想メールを送って続きをお願いしましょう〜.

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【パズドラ】シンジシェアト装備の評価・使い道|エヴァコラボ

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そういう表現嫌い」 シンジ「何回目だと思ってんだよ……」 アスカ「なに、シンジのくせにいっちょまえに嫉妬してんの?」 シンジ「誰がアスカなんかに。 興味本位だよ、いっつも聞いてなかったから」 アスカ「ふーん……ま、教えてあげる。 背が高くって男らしくて筋肉あって、あんたとは全然違うタイプ」 シンジ「……」 アスカ「えっちのほうも凄くて、一度じゃ終わらなくていっぱい愛してくれたんだから」 シンジ「そんなの、僕だってやろうと思えばできるよ。 アスカがきついだろうと思ってしないだけで」 アスカ「はんっ、口だけね。 できるもんならヤってみせなさいよ」 シンジ「……分かったよ。 あんたには過ぎた幸せでしょ」 シンジ「そっちが勝手にくっついてきてるだけじゃないか」 アスカ「……さっきから私のカラダ中撫でまわしてるくせに」 シンジ「……アスカはカラダくらいしか価値がないんだから、せめてちょっと触るくらいいいだろ……」 アスカ「ふぅん、シンジの分際でそんな生意気言うのね。 それだけの価値にめろめろなくせに」 シンジ「だ、誰がだよっ。 アスカのほうがまた押しかけて来たんだろ、なんでそんな自信過剰なんだよっ」 アスカ「なら、過剰かどうか試してみましょ」 シンジ「どうやって……?」 アスカ「キスして」 アスカ「あんたから私にキスして、ずーっとキスして、私をめろめろにできたらあんたの勝ち。 あんたが我慢できなくなってまた私を抱いちゃったら、私の勝ち」 シンジ「朝からなに言ってんだよ……」 アスカ「朝からでもいいじゃない。 アスカがすべすべで。 シンジ、これどっちが良いと思う?」 シンジ「知らないよ。 自分で決めてよ」 アスカ「あんたの意見を参考にしてやろうって言ってんのよ? ほら、どっち?」 シンジ「……こっち」 アスカ「ふーん。 なら逆にするのが無難ね、あんたセンス0だから」 シンジ「なんだよそれ」 アスカ「『参考にしてやった』でしょ。 じゃ、会計頼んだわよ」 シンジ「……この流れで払うわけないだろ。 めちゃくちゃなんてもんじゃないよ、アスカ」 アスカ「ケチ。 いーじゃないお金には困ってないくせに。 ちょっと来なさい」グィッ シンジ「イタッ。 引っ張んないでよ!」 アスカ「さっさと来いっての」グイグイ シンジ「……なに?」 アスカ「対価の相談。 じっ、自分で言ってて恥ずかしくないのっ? それじゃ援助交際じゃないか!」 アスカ「なに今更。 元々似たような関係じゃない。 そういうあんただってこれまで散々私を『買って』るんだから、恥ずかしいのはお互い様」 シンジ「それは……そうだけど……でも、水着は買わないから」 アスカ「一回だけじゃないわよ」 シンジ「え?」 アスカ「すけべシンちゃんがおっぱい大好きすぎるから、今まではたまーにご褒美でしかしてあげなかったけど。 google. やめてよ、こんなトコでまで……! こういうことばっかり!」 アスカ「ふん……いい子ぶっちゃって」 アスカ「知ってんだから。 あんたが怒ってみせるのって『エロいことしてごまかして欲しい』っていうサインだって。 私とのセックスの味を覚えてから、ずうっとそう」 シンジ「……身勝手な決めつけだね」 アスカ「そう? 違うってなら本気で引き剥がしてみせなさいよ。 このままお尻でぐりぐりするだけで、すぐお漏らししちゃいそうね」 グリグリグリ、クニニッ シンジ「あ! あふっああっ」 シンジ「ア……アスカぁ、やめ、やめてっ、あぅぅ」 アスカ「却下。 帰ったら私に、やっぱり出てくように言うつもりだったでしょ?」 シンジ「!? な、なんで」ガバッ アスカ「やっぱり。 なんとなーく分かるのよね、そういうの」 シンジ「……」 アスカ「……」 シンジ「……アスカ、あのさ」 アスカ「最後に海行きたい」 シンジ「え?」 アスカ「水着買ったし。 海行こ、シンジ」 ザザー ワイワイワイ シンジ(思ったより人多いな。 まともな海水浴場って、このへんここしか無いからしょうがないか……) アスカ「シンジー! お待たせっ」 シンジ「……あれ?」 アスカ「なによ」 シンジ「あの。 それって、僕が選んだからやめるって言ってたほうじゃ……」 アスカ「あんたバカぁ? レジにはこっち持って行ってたじゃない」 シンジ「そうだっけ? 買うとこ見てなかったから」 アスカ「はぁ……ま、いいわ。 それより感想言いなさいよ。 褒めたたえなさい」 シンジ「……お店で見た印象より、ちょっと露出多すぎる気がする」 アスカ「ひっひっひ。 着替えてからここ来るまでだけで、2回も声かけられちゃった。 美しくてセクシーで若いと、有象無象の男どもを惑わしちゃって申し訳ないわよね~」 シンジ「……」 アスカ「ちなみに有象無象にはあんたも入ってるから」ビシッ シンジ「言うと思った」 シンジ「……」バシャバシャ アスカ「ん~、楽ちん楽ちん。 あ、シンジ、右のほうスペースあるからあっち進んで」 シンジ「あの赤いワンピースの人がいるあたり?」バシャバシャ アスカ「そうよ、あれの向こう側」 シンジ「……」バシャバシャ アスカ「まあ、こうやって泳いでボート押せるくらいには、シンジも進歩したわけよね。 昔は完全カナヅチだったし」 アスカ「ねえ。 練習つきあってあげた私への感謝を忘れたりしてないでしょーね?」 シンジ「練習のたびにクレープとかおごらされたけど」バシャバシャ アスカ「あんたバカぁ? 美少女とマンツーマンで水泳なんて、クレープ一つで体験できるって聞いたら世の男子から申し込み殺到するイベントよ」 シンジ「……性格も良ければなおさら良かったのに。 ここでいい?」 アスカ「ん……そうね。 シンジも上がってきなさいよ」 アスカ「一回どくから、あんた先座んなさい」 シンジ「え。 うん」 アスカ「そのまましてて。 んしょ……っと」ピトッ シンジ「……っ」 アスカ「シンジ、ハグ」 シンジ「は、はぐ?」 アスカ「鈍い! だっこよだっこ」 シンジ「あ……こ、こう?」ギュゥ シンジ「ねえ……アスカ。 この態勢、ちょっと恥ずかしくない?」 アスカ「気にしすぎ。 google. 2年の時に他に男作って出てったっていう」 シンジ「……うん。 そのアレ」 学友A「あの時の前にも同じこと繰り返してたんだろ? 出てったり戻ってきたり出てったり戻ってきたり」 シンジ「実は、Aが知ってる件の後にも一回出入りしてる。 で、こないだまた転がり込んできて」 学友A「シンジ……いい加減にしとけマジで。 いくら美人でも、関わってたら人生ズタボロにされるぞ」 シンジ「……今度こそ大丈夫じゃないかなあ……と思うんだけど。 なんとなく」 学友A「なわけないだろっ。 お前絶対またおっぱいに目がくらんでるって!」 学友A「この際、付き合うなとかまで言わねえけど。 なんとか) シンジ(まあ確かに前にも、二度と浮気しないって約束した直後に浮気されたりとかあったけど……) シンジ(あ。 雨降ってくるかも) トゥルルル トゥルルル アスカ『……もしもし』 シンジ「アスカ? シンジだけど、悪いけど洗濯物入れといてくれないかな。 もう乾いてると思う。 うん、雨が降りそうだから」 アスカ『OK』 シンジ「頼むね。 僕もあと10分くらいで家に着くと思うけど、念のため……」 アスカ『はぁ!? な、なんでそんな早いのよっ、大学は!?』 シンジ「残りが休講になっちゃったんだ」 アスカ『……っ、そういうことは先に連絡しなさいよ! バカ!!!』 プツ シンジ「……??」 学友A『気が進まないなら、とりあえずリビングにでもカメラ仕掛けてみろよ。 外で会われたら役立たねえけど、自宅での逢引すら分からんよりマシだろ』 学友A『自宅の撮影は違法じゃないらしーぞ。 相方の自室でもないから、多少は気も楽だろうし』 シンジ「うーん……」 学友A『どっちにしろ、何も確かめないで過ごすのは無理だろ? 前科ありすぎだからな、あいつ』 シンジ「……うん。 じゃあさ、音だけ録るのはどうかな?」 学友A『……だけかよ』 シンジ「一人でくつろいでるのだって、見られたくないかも知れないし。 リビングの音声を録って、会話くらい音の大きなとこだけチェックすれば、余計な情報はもらわなくて済むと思う」 学友A『まあそっか……誰か連れ込んでたら一応分かるな』 シンジ「多分ね。 なんとか、それだけはやってみるよ」 シンジ「ア、アスカ。 あのさ」 アスカ「……浮気してやる」 アスカ「私の浮気ストック48人と五十音順に浮気しまくってやるんだからーーーーーーーーーーー!!!!」 ドタタタタッ バタンッ! シンジ「……48人もいるの?」 学友D「そこ真に受けなくても」 バタンッ! ドタタタタッ 学友D「あ、戻ってきた」 アスカ「……いっっっつまでひっついてんのよ……! このスケベが……っ」グィグィ シンジ「痛!? ちょっとアスカ、痛いっ、やめてよ無理に引っ張んないでよっ、服伸びるから!」 ズリズリ アスカ「ふー、ふー……」 シンジ「はぁ、痛かった……げふっ!?」 学友D「い、碇くん!? ちょっと、蹴ることないじゃない!」 アスカ「自業自得よ! バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!!!!!!!」 ドタタタタッ バタンッ! 学友D「…………子供みたい」 シンジ「う、ぅぅ……」 ブロロロ… シンジ「音信不通にして飲みに行った時にさ、頭使いたくて僕だけ食べるだけにしといたんだけど。 アルコール入れてたら運転できなかったから、良かったよ」 アスカ「……私、まだ許したわけじゃないわよ」 シンジ「へ?」 アスカ「『へ』じゃないわよ! さっき! 私が留守の隙にちゃっかりイチャついてたあれ!」 シンジ「あー……」 アスカ「元はといえばあれのせいで飛び出して来たんだからっ」 シンジ「いや、あれはホントに何でもないってば。 向こうは慰めようとしてくれてて、お酒入ってたからこう……ってだけで」 シンジ「まだ何もしてなかったし、ちゃんと断るつもりだったし。 うん」 アスカ「しょーこは? 証拠もなしに納得させようっての!?」 シンジ「あるわけないだろっ証拠なんて。 大体なんだよっ、そんなの言い出したら僕なんて今までどれだけ悩まされてきたと思ってんだよ」 アスカ「それはそれこれはこれ! 話を逸らすなんて男らしくない!」 シンジ「アスカも一回くらいモヤモヤする経験したっていいだろ。 それも勉強だよ、勉強!」 アスカ「いっかい~~!? はんっ、よくも一回なんて言えたわね! あんたこそあちこちの女としょっちゅう雰囲気出しちゃって、あーやだやだ思い出したくもない記憶がいっぱいだわ!!」 シンジ「思い出してみればいいだろ! いつ僕が浮気なんてした!? 言えるもんなら言ってみてよっ」 アスカ「古くは戦自のスパイ女とかいたじゃないっ霧島なんとかかんとか!!」 シンジ「マナ!? 古すぎだろっアスカとだって付き合ってもないじゃないか!!」 アスカ「ほらそうやってすぐ名前出るじゃない! そーいうとこがやらしいのよあんたって!!」 シンジ「はー、はー……」 アスカ「ぐるるる……ッッ」 シンジ「ふぅ……待ってアスカ、しばらく休憩……」 アスカ「オーケー。 家着いてから再開ね」 シンジ「分かった、それで」 アスカ「ふんっ」 ブロロロ… シンジ「…………はぁ。 アスカってさ、つくづく面倒だよね」 アスカ「なによ。 今さら弱音?」 シンジ「いや。 なんか今回改めて、つくづく……すごいなぁって」 シンジ「もうさ、面倒だから結婚でもしようか」 アスカ「………………はぁぁ!?」 シンジ「面倒だからさ、この際ズバッと結婚して、ズバッと落ち着こうよ。

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