それじゃ君にとって僕はなに。 Official髭男dism

君を好きでいるために、君との時間からかけがえのない”なにか”を探す僕の心情が描かれた曲「HOME」

それじゃ君にとって僕はなに

明久SIDE 振り分け試験。 それは1つの分岐点であった。 この日で全てが決まると言っても過言ではない。 そう…… この日が僕の運命の日…… 僕はこの日を変えなければならない。 そのための今まで。 そのための『僕』なんだ。 でも、僕はなにを変えればいい…? いつの間にか僕の横を歩くことが当たり前のようになった君を死なせないようにすること…? 僕が『僕』を殺してしまわないようにすること…? それとも… 僕と君との……… いや、それはダメだ… 今は目の前に迫っている危機を直視しなければ…… 大切なのは僕じゃなく君なんだから、僕の事情なんて関係ない。 努力などしなくても高校生レベルの問題ならば僕にとっては雑作もないことだ。 だけど、それは一種の裏切り… この日のために頑張ってきたみんなへの…君への侮辱に等しい。 そんな僕が平気な顔をして、『ここ』にいるという事実。 それは間違いなく、僕が変えてしまった過去であった… ~振り分け試験~ これでも、当時の僕にとっては難題だったんだろうな… 僕の中では当たり前のことを書き込みながら、そう考える。 楽なんてもんじゃない。 答えを見ながらやっているに等しかった。 『そうやって、お前はわかった気になる。 この世界を知ったつもりでいて楽しいのか?』 なにが言いたいんだ… そう、僕の中の『僕』に問いを返す。 『お前はなにも解っちゃいないんだよ。 全てを知った気になって、重要なことはなに1つ知らないんだからな』 たしかにそうかもしれないね。 だけど、全てを知る必要なんてないんだ。 『はんっ、逃げるつもりか?』 違うよ… 僕は『ここ』に来て気付いたことがあるんだ。 知っている景色も角度を変えて見れば違った景色になる。 それはちょっとしたきっかけで変わる景色なんだ… 儚くて、脆い。 それでいて、いや、そうであるからこそ大切に思えるんだ。 『いくら取り繕うとも、お前のやってることは変わりゃしないよ』 そう、僕のやってることは変わらないさ… だけど、『ここ』にくる前と今では決定的に違うものがひとつある。 「姫路さん!」 過去で起こった通りに倒れてしまう姫路さんを抱き抱え、見えるはずのない『僕』へと向き直り、一言だけ返す。 僕はたしかに『今』を生きているんだ… 『ったく、諦めの悪いやつだな… なら、最後まで生き続けろ。 何があっても投げ出すんじゃねぇぞ』 それだけを言うと『僕』はすっと消えていったような気がした。 実態があるわけじゃない。 だけど、僕の中の何かが変わったのは確かだったのだ。 ~保健室~ 「大丈夫?」 「は、はい…」 保健室のベットに寝かせた姫路さんは上気させた顔で笑って応える。 姫路さんが無理をしているのはわかっている。 そして、無理をしているのを見透かしてる僕がいること自体も見透かせられてる。 そんな気がしたんだ… おかしいよね… 僕の過ごした過去に、未来の僕を知り得る人なんているはずないのに…… なのに… 僕はこの時を愛しく思った。 君といられるこの時間。 心配させまいと無理をする君。 それを見透かす僕。 そして、そんな僕すらも予想通りといった風に微笑む君。 通じ合ったと錯覚さえ起こしそうになる『今』はたしかに僕が手に入れたものだ。 「明久君…」 「どうしたの?」 切れてしまいそうなか細い声。 それで僕の名を呼ぶ姫路さんに僕は耳を傾ける。 「家までおんぶしてもらってもいいですか?」 「…………うん」 一瞬の間をおいての返事。 いつもの僕ならば緊張で取り乱してしまいそうな言葉に僕は頷く。 なぜ取り乱さなかったのかわからない… だけど、僕はどこかでそれを予期していたかのように冷静だった。 それに保健室の先生が出払っている今、いつまでもここに留まっている必要はないのだ。 「捕まってね」 「はい…」 ベットの横に屈んだ僕の首回りに姫路さんの腕が回される。 そこから伝わる温もりは僕の護るべきもの。 僕がそう願い、届くあてもなく追いかけたものだった… 「じゃあ、いくね」 そして、僕は後戻りのできない一歩を踏み出した。 ~公園~ 「ちょっと休憩しようか」 背中から伝わる姫路さんの鼓動が段々と早くなってきたのを感じた僕は、姫路さんを一度公園のベンチに寝かす。 ここから姫路さんの家までは後10分ほどもあるため、あのままでは姫路さんにとっても辛いだけだろう。 「ジュース買ってくるから、ちょっと待っててね」 僕の呼び掛けに姫路さんは辛そうにしながらも、こくりと頷いた。 やっぱり熱がある時はスポーツドリンクがいいのかな? そんなことを考えながら、公園内で自動販売機を探す僕。 「たしかこの辺に……」 昔の朧気な記憶を頼りに向かった先にはたしかに自動販売機があった。 「よっ、明久」 ただし、そこにいるはずのない人物と共に….

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Pretender

それじゃ君にとって僕はなに

「彼女の存在が癒し」という彼氏は、実に多いもの。 疲れているときや、落ち込んでいるときなどはとくに、彼女の存在をありがたく感じています。 彼氏にとっての、癒しの女神となるためには、どんなことをするのが正解? 男性の体験談からヒントを見つけてみましょう。 いいタイミングで好物を提供 「僕にとって、彼女は本当に大きな存在です。 とくにそう感じるのは、仕事が大変な日や、落ち込んだ日に、僕の好きな料理を作ってくれていること。 あれはとても不思議ですね。 同棲しているわけではないんですが、LINEや通話の感じで落ちているのがわかってしまうんでしょうか。 本当に疲れて帰宅したときに、笑顔の彼女と美味しい料理があると、かなりグッときます」(27歳・営業) 気持ちを掴みたいなら、胃袋を掴め!というのはよく聞くことですが、彼氏の仕事の予定や言葉、雰囲気から「今日は元気づけてあげないと」とわかる彼女ともなればもはや最高! すごいですね。 これは、普段からよく彼を観察しているからこそできること。 それがわかるからこそ、男は「君しかいない」と感じるのかもしれません。 彼女はリラクゼーションのプロ 「彼女の凄いところは、その体や声からにじみ出る癒しのオーラというか……。 疲れて帰ってきたり、疲れがたまっているときは、『はい、横になって』といって、マッサージをしてくれたりするんです。 『してほしい』と言わなくても、僕が疲れていることを感じ取ってくれるようで……。 リラックスできる音楽をかけて、アロマを炊きながら、ゆっくりマッサージをして、いろんな話を聞いてくれます。 そのまま寝てしまうこともしばしば。 体の毒素がキレイになくなっていくように感じ、僕にとってのは最高のリラクゼーションです」(31歳・販売員) マッサージをしてあげる、というのは、体だけでなく、心にとっても癒しをあたえられるいい手段。 時間も体力も必要ですが、「自分のことを一生懸命支えようとしてくれている」と感じるからこそ、心の底から癒されるようです。 疲れたときは希望を聞く彼女 「僕にとって、彼女の癒しポイントは、彼女の積極的な姿勢です。 といっても、強引にリードするというのではなく、「なにが食べたい?」「今日は一緒に食べる? ひとりで食べる?」「気晴らしにゲームでもする?」など、こちらの希望を聞いてくれること。 『~しようよ!』ではなく、選ばせてくれるからこそ、本当にリラックスして変に気を使わず一緒にいられます。 イライラしてるときは、ひとりにしておいてほしいときもありますが、それにも笑顔でOKしてくれますし。 やっぱり、彼女しかいないなって思いますね」(29歳・SE) いつでもベッタリが好きではない男性もいます。 いつ一緒にいるか、いつ話すかを選ばせてあげれば、きっと彼を楽にしてあげられるはず。 男心もわかってくれていると感じさせれば、たとえそばにいなくても癒しの存在になれるのです。 おわりに 男性は女性にどう思われているのか、心配していることも多いもの。 でも、逆に自分の希望することをOKしてもらえたり、好きなものを理解されていると感じたりすると、安心してとても癒されます。 普段から彼をよく観察して、グッとさせる癒しポイントを見つけてみましょう。 (橘遥祐/ライター) (愛カツ編集部).

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それが君の特別な日なのだとして

それじゃ君にとって僕はなに

君は僕の太陽 「君は僕の太陽」 2008年4月にピュンマ様部屋に掲載したお話を再掲 一人称はピュンマ様です。 そんなの、言えないよっ」 「いいから、言ってみろって。 フランソワーズには内緒だからさ」 「・・・けど」 彼女には全部筒抜けなんだぞ。 「それが大丈夫なんだな。 今頃、フランソワーズは遠くに行っているから」 「遠く?」 「そ。 ジェットがどこかに連れてった」 「ジェットが?」 一瞬、言葉に詰まるジョー。 「どこか、ってどこだよ?」 続いて出た声には、やや険が含まれている。 やばい。 「別にアヤシイ所じゃないよ。 ・・・ジェット、と?」 「ああ、違う違う。 ジェットはただの運転手さ。 バレエの友達と行くとかって言ってたし」 「・・・ふーん・・・・」 それでもジョーは納得がいかない様子だった。 フランソワーズは気を遣って、お前に黙っていたんだぞ。 」 「気を遣う?なんで」 「レースセッティングにかかりっきりだっただろう?毎日泊り込みでさ。 今日だって、明日出発する準備のために帰ってきただけだろうが」 「・・・そうだけど」 それにしても、ひとこと言ってくれたって。 とブツブツ呟いている。 僕とジェロニモは軽くため息をつくと、当初の目的であるインタビューを再開した。 「君にとって彼女はどんな存在?」 *** 僕とジェロニモはSEである。 なので、仕事の振り幅は大きく、忙しい時とそうでない時の差がかなりある。 そして今はその「そうでない時」だった。 ただ暇をしててもしょうがないから、以前より頼まれていたあるアンケート企画を行うことにした。 これは通常、ネットで回答を求めるものであり、既に統計処理に有効な量の回答は得ていた。 アンケートの内容は至ってシンプル。 恋人もしくは想い人は自分にとってどんな存在であるか。 と、いうもの。 それだけ。 男性限定。 年齢制限なし。 ジェロニモ、ジェット、アルベルトは既に回答しており、あとはジョーを残すのみだった。 そうして、ジョーの答えは冒頭の如くだったのだ。 目の前にフランソワーズがいる訳じゃないんだから、さらっと言ってしまえばいいのに。 あくまで「アンケート」なんだしさ。 さらっと。 あくまで「アンケート」であって、真面目な回答を期待していたわけではなかったのだ。 コイツは絶対、誰かに喋りたかったのに違いない。 1000点賭けてもいい。 (ちなみにジェロニモはそれに「全部」賭けると言い切った) 「僕にとって彼女は、そうだなぁ、世界の全てなのは間違いない。 うん、世界の全て。 ・・・そんなこと、考えたくもないけれど・・・もし、万が一にもそんな事があったら」 約3分の沈黙。 後にテープ起こしをした時(そう、実は録音していたのだ)、故障かと思ったくらいの完璧な沈黙だった。 ダメだ。 そんなことはあっちゃいけないんだ!うん。 そうだよ。 だいたい、フランソワーズがいなくなるわけないじゃないか。 そんなの、考えるのだってしちゃいけない。 もし本当になったらどうするんだよ・・・。 ええと。 そう、彼女はどんな存在か、だったよね?」 「世界の全て、っていうのはちょっと足りないんだよね。 ・・・いや。 「いいくらいの」じゃなくて、「いい」んだ。 僕の周りの酸素全てとフランソワーズとどっちか選べって言われたら考えるまでもないし。 どっちなんだい、ってフランソワーズに決まってるじゃないか。 だけどさ、酸素なんかなくたって、フランソワーズがいれば僕は生きていけると思うんだよね。 逆に、酸素があったってフランソワーズがいなかったら生きてる意味がないじゃないか。 そう思うだろう?」 「だから、僕にとって彼女は「全て」。 それ以外の何者でもないよ。 比喩なんかじゃなくてマジに。 やめてくれよ。 太陽だって休む時間は必要なんだ。 まだ全然、話してないんだけどな。 まさかヤツがこんなにべらべらと嬉しそうに喋るとは僕もジェロニモも想像もしていなかった。 まだまだ修行が足りないな。 「いま話したことはフランソワーズに言うなよ」 ご立派にもガンつけてくる。 悪いな、ジョー。 そんな約束はできないぜ。 するとその背後には。 「・・・ジョー。 今言ったこと、本当?」 やだわ、恥ずかしいわ・・・と頬を染めながらも嬉しそうなフランソワーズの姿。 一方のジョーはといえば。 ああ、この顔。 カメラを持ってきておくんだった!.

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