ネオ 高等 遊民。 哲学史・思想史における〈男性中心主義〉の問題

ネオ高等遊民の出身大学(学歴)はどこ?哲学YouTuberについて|みかんと傘とコッペパン。

ネオ 高等 遊民

「歌は世につれ世は歌につれ」……読書スタイルもまた時代にあわせてめまぐるしく変化していきます。 しかし、インターネット上の読書まとめが実用書・ビジネス書の紹介に埋め尽くされてしまっては、どうにも面白くありません。 かつて、教養はあるが職はない「高等遊民」と呼ばれる人たちが、資本主義社会の片隅で日本近代文学を盛り上げていたように、ビジネス書に骨抜きにされた現代人に代わって、骨太の読書案内を届けられる人はいないだろうか? そこで今回は、人気ブログ、「 」を書いている ニャートさんに、 「職に就かずに読みたい20冊」を厳選していただきました!独自に編集した読書グラフとともにお楽しみください! [以下、ニャートさん寄稿文] 私は、過労で退職後、ニートになった経験をもとに、ブログ「 」を書いているニャートという者である。 さて、 「ニート期間」=「人生の空白期間」と思いがちだが、それは過ごし方次第だ。 私がブログを書けるのも、ニート期間における人生への葛藤が沈殿し、問題意識へと熟成されたおかげである。 せっかくの 「人生の夏休み」、普段は読まないジャンルの本をあえて読むことで、見識を広めたい。 そこで今日は、(元)ニートがお薦めする本を、「ダメ人間の作家や主人公と自分を比べる」「社会の中でニートの自分を相対化する」という2つの視点から紹介したい。 amazon. しかし、単独の自殺未遂を2度、心中を3度。 薬物中毒になり、精神病院に入院もしている。 もし、太宰が今生きていて、ブロガーだったらどうだったろう。 心中前に 「鎌倉なう。 今から入水」とツイートしたり、 「芥川賞落ちた日本死ね!」とブログを書いて炎上したり、審査員の川端康成にtwitterで 「激おこ。 刺す」とケンカを売ったりしていたかもしれない。 そう想像すると、常に自分の痛さを気にしている私は、慰められる。 「人間失格」でも、身元保証人が「実家が生活費を出すから学校に入学しろ」と率直に伝えなかったから、自分の運命が変わったという記述がある。 実際その通りでも、凡人は自制して言わない。 痛いから。 自らの痛さとダメ人間ぶりをエンタメとしてさらけ出した「人間失格」は、安心して共感できる。 amazon. 安吾は、 太宰はコメディアンになりきれなかったと言う。 優れた小説を書くためには、自らを客観的に見て、コメディアンに徹することが必要だ。 安吾は、太宰は生きてさえいれば、いつか本当のコメディアンになれたのに、と悔しがる。 生き抜いて、戦って、勝とうと思わないことを勧めるくだりは、死にたいと思うニートにも有効だ。 amazon. だが、 実はその貧困は、自らの浪費と借金が原因だった。 この本は、啄木が23歳頃に、妻に読まれないようにローマ字で書いた日記だ。 新聞社に入社して3ヶ月目で2週間連続ズル休みし、給料を前借りし、その金で女を買う。 赤裸々な性描写もある(拳をどこそこに入れたり……)。 この日記以外にも、自らの結婚式をすっぽかして旅館に滞在し、 旅館代を踏み倒して知人に借金したり、 恋仲になった芸者を他の男に売り渡した上、 その芸者からも金を受け取ったりしたエピソードもある。 この清々しいまでのダメ人間ぶりに比べれば、ニートの自分はまだまだ凡人だと安心できる。 amazon. 啄木の短歌は、当時では最先端の手法なのだが、今読むとその新しさはピンとこない。 だが、この本を読むと、短歌は難しいものではなく、ニートもtwitterで呟いてみたくなる。 また、啄木のダメ人間ぶりにツッコミはするが、けなすことはなく、愛すべき点もあるとしているのもいい。 ニートにもこんな友達がほしい。 amazon. この本は、そんな 野口英世のダメ人間ぶりを、遠慮なく暴露している。 手の障害をネタに借金を繰り返し(金は遊びに使う)、ペスト調査団の支度金まで遊郭で使ってしまう。 また、渡米費を作るために女学生と婚約し、持参金を一晩の豪遊で使い果たす。 結局、結婚はせず、持参金は友人に返させる。 しかも、アメリカで学歴を詐称している。 東京医科大学卒の医学博士と名乗っていたが、どちらも嘘である。 でも、天才。 凡人とは別次元のダメ人間を眺めたい人向け。 amazon. つまり、 ロシア版引きこもりだ。 飲み屋で通り道を塞いでいて、将校に移動させられたことを何年も恨み、ストーキングして個人情報を集めたり、彼とすれ違う時に道を譲らない度胸をつけるため、借金してコートの襟を買ったりする。 自意識過剰だと、当の相手は覚えてもいない些細な事を、自分だけが何年も忘れられなかったりする。 なぜ自分は何者にもなれなかったのかと問い詰め、それは病的なまでに自意識が肥大しているからだと悟るように、 全編にわたる自意識との闘いが他人事とは思えない。 amazon. その理由は、以前は長い鼻に同情していた周囲が、克服したら「うまくやりやがって」と敵意を抱くようになったから。 周囲の反応やそれに対する自分の気持ちで、幸福が不幸に思えてくる。 「不幸」がアイディンティティになっている人にとっては、考えさせられる話である。 amazon. 負けず嫌いですぐケンカになるため、仕事を干される編集者が出てくる。 妻子を火事で失い、仕事は干される、小説は書けない、束の間の恋をしたらすい臓ガンと判明する。 彼の人生とは何だったのか。 やりたいことは、彼の固い殻が邪魔して陽の目を見ずに終わってしまう。 冷静な筆致で、淡々と描かれる(でも愛情はある)ダメ人間を読むことで、自分を相対化したい人向け。 amazon. アル中になるのは、酒を 「この世からどこか別の所へ運ばれていくためのツール」として利用する人であり、これは他の依存症にも通ずる。 「アル中地獄」という本からの引用も強烈だ。 頭が砕け、歯車つきの脳細胞がこぼれ落ちる。 病室の皆で掃き集めるが(周囲はお芝居でつきあう)、一番大事な右後頭部の細胞がない……。 何かに依存しがちな人が、自らを客観的に見つめ直す用に。 amazon. 茶碗ウォッシャー(茶碗洗い)の仕事を始めようと、住宅街で「ちゃわおっしゃーっ」と絶叫する。 ペンキ塗りの仕事を得たのに、給料で冷蔵庫を買ったら、妻が卵を手前から取らないことで疲労し、仕事に行けなくなる。 儲けるためメルヘン(童話)を書こうとして、妻に「うるおいのある生活」(ダジャレのやり取り)を求めた結果、妻は「永井荷風」と言い捨てて出ていく……。 狂気はあるが、じめじめした自意識の葛藤はないので、純粋な楽しみ用に。 amazon. この本の「焼却炉行き赤ん坊」は、元彼女へのDV、風俗通い、彼女の実家からの300万の借金と、 女性が敬遠する描写の連続だ。 さらに怖いのは、そんな主人公相手に、彼女がぬいぐるみを使った家族ごっこを始めることだ。 理由も哀しい。 でも、なぜか笑えるところもある。 好みは分かれるが、 現代最後の私小説を読みたい人向け。 amazon. 脳内彼女やエロゲーから離れて、出会い系サイトでリアル彼女を探す。 ハゲる前に剃る。 スキンヘッドを晒して、引きこもりの当事者としてNHK番組で「愛が大事」と訴える等々。 2003年当時に流行ったテキストサイト風文体と、自意識との葛藤がマッチしている。 滝本氏も今や37歳で、現在はヒーリング・セッションを提供しているらしい。 amazon. 私にはニートしか選択肢がなかったのに対し、pha氏は多くの選択肢の中からニートを選んだ。 「だるい。 めんどくさい。 働きたくない」といった自らの欲求に素直で、 かけらも無理せず、自然体で生きている。 ポジティブな生き方(いわば高等遊民)としてニートを選びたい人向け。 社会の中でニートである自分を見つめ直す7冊 ここから、「社会の中でニートの自分を見つめ直す」視点での紹介になる。 amazon. 海外を安く長期間旅する「バックパッカー」が流行った時代があった。 1986年に出版されたこの本は、 デリーからロンドンまでバスだけで旅をしようと思った26歳の主 人公の話であり、沢木氏の実体験をもとに書かれている。 当時は、日本とアジア諸国の経済差は圧倒的で、インドなら1ドルあれば1日分の宿泊と食事ができた。 だが現在は、日本とタイでの1時間マッサージの金額は大差ない。 だけど、この本が与える旅のきらめきと憧れは、いつまでもそのままだ。 ニートだからこそ、衝動的に旅に出てもいい。 amazon. 池上氏の著書の紹介記事を読んだM君が、新聞社に連絡したことから交流が始まる。 M君は、誰にでも起こりそうな、ちょっとした不運の積み重ねから、引きこもりになった。 人に気を遣いすぎる余り、かえって空回りして疲弊するM君。 引きこもりを脱するため、ボランティアに参加するが、パニックになって目的地に着けなかったり、着いても帰ってしまったり。 だが、周囲に支えられ、ゆっくり前進していく。 M君が持て余す生きづらさに共感しつつ、 引きこもり支援の大変さを考えさせられる本。 amazon. 村上春樹によるオウム真理教の信者のインタビュー集。 障害者の兄の死がきっかけで、世の中への嫌悪に押しつぶされて入信した人がいる。 彼は、オウム内で作業リーダーになる等の人生経験を積んだ結果、世の中への嫌悪が薄まって相対化された。 つまり成長したのだ。 彼は宗教に入らなくても生きていけただろう。 でも日本には、彼みたいな人の受け入れ口が、宗教以外にないのが問題である。 「向こうに行ってしまった人々」の独白を読むことで、自分の生きづらさを相対化したい人向け。 amazon. そうした時に、社会学は考えるヒントになるが、何から勉強すればいいのか分かりづらい。 この本は、中高生向けに書かれているので、一般的な社会学入門本より読みやすい。 私は、 社会学の最大のメリットは「世の中の常識を疑うこと」だと思っているが、そうした姿勢も学べる本。 amazon. 親と同居して豊かな独身生活を送ったパラサイト・シングルの時代から月日は流れた。 現在は、非正規雇用などによる貧困のため、親と同居しないと生きていけない独身者であふれている。 この本は、なぜそうなったのか、なぜ日本の制度は若者に冷たい構造になっているのかを書いている。 amazon. 蟹を取ってすぐ、船内で缶詰に加工できた。 工船は、航海法も労働法規も適用されない、法の真空部分だったため、貧困層の出稼ぎ労働者に対する酷使がまかり通っていた。 資本側は「日本帝国のため」という綺麗ごとの裏で大儲けし、政府も酷使を黙認していた。 どこかで見たことある。 そう、 偽装請負と同じ構図なのだ。 これは昔話なのか、それとも今に通ずる話なのか。 読みながら考えてほしい。 amazon. コンベア労働は、人間を機械とみなして最大速度で各工程を計算するため、1秒たりとも自由にならない、冷酷なシステムだ。 最速の正解は1つしかなく(標準工程)、裁量も、発展性も、創造性も、成長もない。 労働者は機械ですらない。 機械的な動きを強いられた人間であり、機械より安くて、取り換えが簡単な部品であり、もっと簡単にいえば、使い捨てられる電池なのだ。 古くなれば充電もきかなくなる。 それでも本採用を夢見て働いた若者は、過酷な仕事で倒れ、期間満了すらできなかった。 しかも、 現状はこの「古典」より悪化している。 当時は、期間工といえども直接雇用だった。 寮も無料だった。 今は、間に派遣・請負会社が入り、かなりの金額を中抜きしている。 さらに作中には、熟練工が発展性のない労働で「飼い殺し」されるという記述があるが、それはむしろ幸せだった。 現在は、熟練工は必要とされず、もっと若くて安い労働力に替えられるだけだ。 先進国といわれる日本の労働環境は、40年以上前より後退している。 この衝撃を感じてほしい。 最後に 以上、ニートをダメ人間の諸先輩や社会の流れの中で相対化するための20選、何か興味を惹かれるものがあれば嬉しい。 普段、ダメ人間を集めた本を読む機会など少ないだろう。 だが、自らをダメ人間と悩む人にとっては、他のダメ人間や社会の有様を様々な角度から眺めることは、慰めにもなり自らの相対化にもつながる。 「苦しんでいるのは自分だけではない」「世の中にはいろんな価値観がある」と思うきっかけになれば幸いである。

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哲学史・思想史における〈男性中心主義〉の問題

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「歌は世につれ世は歌につれ」……読書スタイルもまた時代にあわせてめまぐるしく変化していきます。 しかし、インターネット上の読書まとめが実用書・ビジネス書の紹介に埋め尽くされてしまっては、どうにも面白くありません。 かつて、教養はあるが職はない「高等遊民」と呼ばれる人たちが、資本主義社会の片隅で日本近代文学を盛り上げていたように、ビジネス書に骨抜きにされた現代人に代わって、骨太の読書案内を届けられる人はいないだろうか? そこで今回は、人気ブログ、「 」を書いている ニャートさんに、 「職に就かずに読みたい20冊」を厳選していただきました!独自に編集した読書グラフとともにお楽しみください! [以下、ニャートさん寄稿文] 私は、過労で退職後、ニートになった経験をもとに、ブログ「 」を書いているニャートという者である。 さて、 「ニート期間」=「人生の空白期間」と思いがちだが、それは過ごし方次第だ。 私がブログを書けるのも、ニート期間における人生への葛藤が沈殿し、問題意識へと熟成されたおかげである。 せっかくの 「人生の夏休み」、普段は読まないジャンルの本をあえて読むことで、見識を広めたい。 そこで今日は、(元)ニートがお薦めする本を、「ダメ人間の作家や主人公と自分を比べる」「社会の中でニートの自分を相対化する」という2つの視点から紹介したい。 amazon. しかし、単独の自殺未遂を2度、心中を3度。 薬物中毒になり、精神病院に入院もしている。 もし、太宰が今生きていて、ブロガーだったらどうだったろう。 心中前に 「鎌倉なう。 今から入水」とツイートしたり、 「芥川賞落ちた日本死ね!」とブログを書いて炎上したり、審査員の川端康成にtwitterで 「激おこ。 刺す」とケンカを売ったりしていたかもしれない。 そう想像すると、常に自分の痛さを気にしている私は、慰められる。 「人間失格」でも、身元保証人が「実家が生活費を出すから学校に入学しろ」と率直に伝えなかったから、自分の運命が変わったという記述がある。 実際その通りでも、凡人は自制して言わない。 痛いから。 自らの痛さとダメ人間ぶりをエンタメとしてさらけ出した「人間失格」は、安心して共感できる。 amazon. 安吾は、 太宰はコメディアンになりきれなかったと言う。 優れた小説を書くためには、自らを客観的に見て、コメディアンに徹することが必要だ。 安吾は、太宰は生きてさえいれば、いつか本当のコメディアンになれたのに、と悔しがる。 生き抜いて、戦って、勝とうと思わないことを勧めるくだりは、死にたいと思うニートにも有効だ。 amazon. だが、 実はその貧困は、自らの浪費と借金が原因だった。 この本は、啄木が23歳頃に、妻に読まれないようにローマ字で書いた日記だ。 新聞社に入社して3ヶ月目で2週間連続ズル休みし、給料を前借りし、その金で女を買う。 赤裸々な性描写もある(拳をどこそこに入れたり……)。 この日記以外にも、自らの結婚式をすっぽかして旅館に滞在し、 旅館代を踏み倒して知人に借金したり、 恋仲になった芸者を他の男に売り渡した上、 その芸者からも金を受け取ったりしたエピソードもある。 この清々しいまでのダメ人間ぶりに比べれば、ニートの自分はまだまだ凡人だと安心できる。 amazon. 啄木の短歌は、当時では最先端の手法なのだが、今読むとその新しさはピンとこない。 だが、この本を読むと、短歌は難しいものではなく、ニートもtwitterで呟いてみたくなる。 また、啄木のダメ人間ぶりにツッコミはするが、けなすことはなく、愛すべき点もあるとしているのもいい。 ニートにもこんな友達がほしい。 amazon. この本は、そんな 野口英世のダメ人間ぶりを、遠慮なく暴露している。 手の障害をネタに借金を繰り返し(金は遊びに使う)、ペスト調査団の支度金まで遊郭で使ってしまう。 また、渡米費を作るために女学生と婚約し、持参金を一晩の豪遊で使い果たす。 結局、結婚はせず、持参金は友人に返させる。 しかも、アメリカで学歴を詐称している。 東京医科大学卒の医学博士と名乗っていたが、どちらも嘘である。 でも、天才。 凡人とは別次元のダメ人間を眺めたい人向け。 amazon. つまり、 ロシア版引きこもりだ。 飲み屋で通り道を塞いでいて、将校に移動させられたことを何年も恨み、ストーキングして個人情報を集めたり、彼とすれ違う時に道を譲らない度胸をつけるため、借金してコートの襟を買ったりする。 自意識過剰だと、当の相手は覚えてもいない些細な事を、自分だけが何年も忘れられなかったりする。 なぜ自分は何者にもなれなかったのかと問い詰め、それは病的なまでに自意識が肥大しているからだと悟るように、 全編にわたる自意識との闘いが他人事とは思えない。 amazon. その理由は、以前は長い鼻に同情していた周囲が、克服したら「うまくやりやがって」と敵意を抱くようになったから。 周囲の反応やそれに対する自分の気持ちで、幸福が不幸に思えてくる。 「不幸」がアイディンティティになっている人にとっては、考えさせられる話である。 amazon. 負けず嫌いですぐケンカになるため、仕事を干される編集者が出てくる。 妻子を火事で失い、仕事は干される、小説は書けない、束の間の恋をしたらすい臓ガンと判明する。 彼の人生とは何だったのか。 やりたいことは、彼の固い殻が邪魔して陽の目を見ずに終わってしまう。 冷静な筆致で、淡々と描かれる(でも愛情はある)ダメ人間を読むことで、自分を相対化したい人向け。 amazon. アル中になるのは、酒を 「この世からどこか別の所へ運ばれていくためのツール」として利用する人であり、これは他の依存症にも通ずる。 「アル中地獄」という本からの引用も強烈だ。 頭が砕け、歯車つきの脳細胞がこぼれ落ちる。 病室の皆で掃き集めるが(周囲はお芝居でつきあう)、一番大事な右後頭部の細胞がない……。 何かに依存しがちな人が、自らを客観的に見つめ直す用に。 amazon. 茶碗ウォッシャー(茶碗洗い)の仕事を始めようと、住宅街で「ちゃわおっしゃーっ」と絶叫する。 ペンキ塗りの仕事を得たのに、給料で冷蔵庫を買ったら、妻が卵を手前から取らないことで疲労し、仕事に行けなくなる。 儲けるためメルヘン(童話)を書こうとして、妻に「うるおいのある生活」(ダジャレのやり取り)を求めた結果、妻は「永井荷風」と言い捨てて出ていく……。 狂気はあるが、じめじめした自意識の葛藤はないので、純粋な楽しみ用に。 amazon. この本の「焼却炉行き赤ん坊」は、元彼女へのDV、風俗通い、彼女の実家からの300万の借金と、 女性が敬遠する描写の連続だ。 さらに怖いのは、そんな主人公相手に、彼女がぬいぐるみを使った家族ごっこを始めることだ。 理由も哀しい。 でも、なぜか笑えるところもある。 好みは分かれるが、 現代最後の私小説を読みたい人向け。 amazon. 脳内彼女やエロゲーから離れて、出会い系サイトでリアル彼女を探す。 ハゲる前に剃る。 スキンヘッドを晒して、引きこもりの当事者としてNHK番組で「愛が大事」と訴える等々。 2003年当時に流行ったテキストサイト風文体と、自意識との葛藤がマッチしている。 滝本氏も今や37歳で、現在はヒーリング・セッションを提供しているらしい。 amazon. 私にはニートしか選択肢がなかったのに対し、pha氏は多くの選択肢の中からニートを選んだ。 「だるい。 めんどくさい。 働きたくない」といった自らの欲求に素直で、 かけらも無理せず、自然体で生きている。 ポジティブな生き方(いわば高等遊民)としてニートを選びたい人向け。 社会の中でニートである自分を見つめ直す7冊 ここから、「社会の中でニートの自分を見つめ直す」視点での紹介になる。 amazon. 海外を安く長期間旅する「バックパッカー」が流行った時代があった。 1986年に出版されたこの本は、 デリーからロンドンまでバスだけで旅をしようと思った26歳の主 人公の話であり、沢木氏の実体験をもとに書かれている。 当時は、日本とアジア諸国の経済差は圧倒的で、インドなら1ドルあれば1日分の宿泊と食事ができた。 だが現在は、日本とタイでの1時間マッサージの金額は大差ない。 だけど、この本が与える旅のきらめきと憧れは、いつまでもそのままだ。 ニートだからこそ、衝動的に旅に出てもいい。 amazon. 池上氏の著書の紹介記事を読んだM君が、新聞社に連絡したことから交流が始まる。 M君は、誰にでも起こりそうな、ちょっとした不運の積み重ねから、引きこもりになった。 人に気を遣いすぎる余り、かえって空回りして疲弊するM君。 引きこもりを脱するため、ボランティアに参加するが、パニックになって目的地に着けなかったり、着いても帰ってしまったり。 だが、周囲に支えられ、ゆっくり前進していく。 M君が持て余す生きづらさに共感しつつ、 引きこもり支援の大変さを考えさせられる本。 amazon. 村上春樹によるオウム真理教の信者のインタビュー集。 障害者の兄の死がきっかけで、世の中への嫌悪に押しつぶされて入信した人がいる。 彼は、オウム内で作業リーダーになる等の人生経験を積んだ結果、世の中への嫌悪が薄まって相対化された。 つまり成長したのだ。 彼は宗教に入らなくても生きていけただろう。 でも日本には、彼みたいな人の受け入れ口が、宗教以外にないのが問題である。 「向こうに行ってしまった人々」の独白を読むことで、自分の生きづらさを相対化したい人向け。 amazon. そうした時に、社会学は考えるヒントになるが、何から勉強すればいいのか分かりづらい。 この本は、中高生向けに書かれているので、一般的な社会学入門本より読みやすい。 私は、 社会学の最大のメリットは「世の中の常識を疑うこと」だと思っているが、そうした姿勢も学べる本。 amazon. 親と同居して豊かな独身生活を送ったパラサイト・シングルの時代から月日は流れた。 現在は、非正規雇用などによる貧困のため、親と同居しないと生きていけない独身者であふれている。 この本は、なぜそうなったのか、なぜ日本の制度は若者に冷たい構造になっているのかを書いている。 amazon. 蟹を取ってすぐ、船内で缶詰に加工できた。 工船は、航海法も労働法規も適用されない、法の真空部分だったため、貧困層の出稼ぎ労働者に対する酷使がまかり通っていた。 資本側は「日本帝国のため」という綺麗ごとの裏で大儲けし、政府も酷使を黙認していた。 どこかで見たことある。 そう、 偽装請負と同じ構図なのだ。 これは昔話なのか、それとも今に通ずる話なのか。 読みながら考えてほしい。 amazon. コンベア労働は、人間を機械とみなして最大速度で各工程を計算するため、1秒たりとも自由にならない、冷酷なシステムだ。 最速の正解は1つしかなく(標準工程)、裁量も、発展性も、創造性も、成長もない。 労働者は機械ですらない。 機械的な動きを強いられた人間であり、機械より安くて、取り換えが簡単な部品であり、もっと簡単にいえば、使い捨てられる電池なのだ。 古くなれば充電もきかなくなる。 それでも本採用を夢見て働いた若者は、過酷な仕事で倒れ、期間満了すらできなかった。 しかも、 現状はこの「古典」より悪化している。 当時は、期間工といえども直接雇用だった。 寮も無料だった。 今は、間に派遣・請負会社が入り、かなりの金額を中抜きしている。 さらに作中には、熟練工が発展性のない労働で「飼い殺し」されるという記述があるが、それはむしろ幸せだった。 現在は、熟練工は必要とされず、もっと若くて安い労働力に替えられるだけだ。 先進国といわれる日本の労働環境は、40年以上前より後退している。 この衝撃を感じてほしい。 最後に 以上、ニートをダメ人間の諸先輩や社会の流れの中で相対化するための20選、何か興味を惹かれるものがあれば嬉しい。 普段、ダメ人間を集めた本を読む機会など少ないだろう。 だが、自らをダメ人間と悩む人にとっては、他のダメ人間や社会の有様を様々な角度から眺めることは、慰めにもなり自らの相対化にもつながる。 「苦しんでいるのは自分だけではない」「世の中にはいろんな価値観がある」と思うきっかけになれば幸いである。

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【ニートの読書生活】高等遊民が職に就かずに読みたい20冊

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これから紹介する勉強方法は 私が 大学院試験のために行った方法をベースに 今だったらこうするかな、とアレンジを加えたものです。 この勉強方法をベースに、大学院修士課程の試験も合格できました。 学部は哲学科ではなく、まったくの素人状態から半年程度で合格できたので、かなり効果はあるはずです。 読んでほしい方はこんな人です。 哲学に興味がある。 断片的な知識しか身につかない。 哲学史をまじめに勉強したい。 知識の点と点をつなげたい。 できるだけ楽に短期間で。 こちらのnoteはこうした本音にお答えします。 そしてきちんと取り組めば大きな学びになります ・哲学への興味が一層増す ・万年初学者からの卒業 ・歴史として、哲学史の流れがつかめる ・難しくて読めない哲学書に歯が立つようになる ・自信を持って哲学の話や議論ができる ・ほかの分野でも応用可能な学び方を身につけられる 哲学って、役に立たないとか言われて久しいです。 (古代ギリシア時代から言われてますが笑) でもなんだかんだで、現代でも色んな学問や議論のベースになってるんですよね。 教育しかり、政治経済しかり、マイノリティ問題しかり。 (個人的な人生の悩みとかも。 ) だから、純粋な哲学的な知識なんて興味ないよっていう方でも 少しだけでいいから学んで欲しいと思います なんと言ってもこのnoteなら、1ヶ月で学べるんですから。 なんでこんなに短期集中なのか。 それは私の大学院試験がベースだからです。 院試まで時間がないから、そりゃもう短期間で楽して哲学史の知識が欲しかったです笑 院試は9月 本格的な勉強開始は4月。 5ヶ月間。 しかも哲学科じゃなかったので、ほぼ知識ゼロです。 とりあえず過去問見ました。 ーーーーー 以下の哲学用語を説明しなさい。 コナトゥス ネオ「こ、、、粉…?」 「自由意志について論じなさい」 ネオ「ど、ど、ど、どう論じれば・・・」 「以下の文章を訳せ」(外国語ずらずら〜〜〜〜) ネオ「辞書引いてもわからん」 ほんとこんな感じで、全く理解できません。 ヤバい。 本格的にヤバい。 絶対落ちる。 でもやるしかない。 一生懸命勉強して、なんとか合格しました。 まあ院試の場合ですとコツがあるんです。 例えば外国語の文章は、たいてい哲学書からの抜粋。 だから哲学史の知識があれば勘が働くんです。 「あ、この用語、おそらくフッサールの文章だな フッサールだったら多分こういうことを言うはずだ…」 ってな感じで翻訳していく。 (インチキ? そんなわけない。 予備知識なしの翻訳者がいますか?笑) でもまあ、そうやって解答するためには哲学史の知識が絶対必要ですよね。 なので、 私が短期間で哲学史の知識を頭に叩き込んだ方法。 それをお伝えします 院試の準備は4ヶ月取り組みましたが 今回のnoteでは、1ヶ月間の勉強を想定してます。 4ヶ月も哲学史の勉強できる人はなかなかいないので。 短期集中でいきましょう。 ちなみに哲学史に限らず なにか体系的にきっちり勉強したいことがあれば応用は可能です。 文学史や政治学や社会学や心理学などでも大丈夫。 私が何か新しく興味をもったジャンルは とりあえずこの方法を使って勉強しています。 ブックガイド動画を作った行動分析学とかいい例ですね。 1ヶ月で基礎の基礎は学べました。 あまり虫のいいことばかり言っても仕方ないので Q&Aっぽく注意書きを入れますね。 1ヶ月で哲学史をマスターできるんですか? できません。 哲学史をなめちゃダメです笑 あくまでざっくり学べる方法です。 とはいえ、やるかやらないかでは全然違います。 1ヶ月間勉強しても、頭に残らないんじゃないですか? そりゃ勉強やめたら残りません。 1ヶ月間で取っかかりを作って、さらに学びを深めてほしいです 具体的にどれくらい哲学史の知識が身につきますか? 人によるので何ともいえませんが 私の動画で西洋哲学史を1時間話しているのがあります それが参考になるかもしれません。 また、行動分析学のブックガイド動画も参考になるかなと。 前回のnoteとの違いはなんですか? 前回のほうが入門的な内容です。 前回のnoteは「哲学って何?」って話からしています。 今回は、もっと意欲のある方向けです。 さらに、哲学以外の学びにも応用できます 重複する部分はほとんどありません。 お金かかる方法とかじゃないですよね? 書籍代はかかりますが、そんな何万円もかける必要はないです 当時の私は本代として3000円くらいしか使ってないです。 3000円も出せません。 3時間バイトしてください笑 要するに、 このnoteを読めば哲学史の知識が一挙に頭に入ってしかも忘れない! そんな魔法じゃないですよ。 そんな方法あったらぼくが知りたい。 マラソン大会に例えると、わかりやすいのですが。 このnoteはゴールではなく、スタート。 マラソン大会に参加するには まず参加登録をして、事前に練習をしますよね。 noteの購入が参加登録。 noteの方法の実践が、スタート地点に立つまでの事前練習です。 1ヶ月学んだら、いよいよスタート。 自分の力で走れています。 私もまだまだ、学びの途上を走っているにすぎません。 ぜひ一緒に走りましょう。 今回も有料ですが 本当にまじめに学びたい方に読んでいただくためです。 人間ある程度コストを払わないと何もしないんですよね。 ってのが建前で、本音は私の動画作成にかかる諸経費のまかないに…(応援として考えて頂ければ嬉しいです笑) 方法はシンプルかつ王道。 とりわけオリジナリティを主張するつもりはありません。 だから、方法の部分は無料で公開します。 ということで、本題に入りましょう。 哲学史を1ヶ月で学び切る方法 はじめに総論を。 総論:3週間で哲学史を3冊読み、残り1週間でまとめる 一言で表すと、上記のような方法です。 これで私は哲学史の基礎知識を学びました。 まあ私はそれに加えて 外国語の勉強 過去問対策 論述の練習 などをやってたので、4ヶ月かかってます。 外国語の勉強の思い出はTwitterでも話しました。 院試勉強を支えてくれたフランス語の先生との思い出 ネオ「哲学で大学院に…」 先生「よし、オレが叩き込んでやる」 ー分厚い文法書ー 先生「2週間で読め。 練習問題も」 ネオ「ひええ」 2週間後 ネオ「なんとかやりました。 これで試験大丈夫ですか?」 先生「何言ってんだ、これからが準備だ」— ネオ高等遊民 哲学youtuber MNeeton 実は、この体験を思い出して、 今回のnoteを書いてみようと思ったんです。 では具体的に かっちりした教科書を3冊購入する ライトな入門書より、お堅めの本を買いましょう。 【ライトな本の例】(クリックでAmazon詳細へ) これらの入門書はわかりやすくて面白いのですが、 本格的に学ぶ今回のnoteでは対象外です。 だってこれを読んでくださってる方は、本気なわけですからね。 もっとガチ勢向けに! 大学の講義で採用されるような教科書がよいですね。 そういうのを3冊買って、1週間に1冊ずつ読む 【本格的な哲学史入門】 (クリックでAmazon詳細へ) 古めの本で十分です。 最新の学説はかえって邪魔です。 古い本ならブックオフやAmazonで数百円で売ってます。 だから、書籍代もあまりかからない。 哲学史の最も基本的な部分は50年前だろうと3年前だろうと変わりません ですから古い本で充分なのです いまだに ・(1840年代) ・(1930年代) ・(1960年代) が時々読まれているような世界です。 だから信頼できる学者が書いた哲学史は色褪せません ってことで、いま挙げた本の中から、3冊選んで読んでみましょう 堅めの哲学史でしたらなんでも結構です 基礎の基礎を学ぶためなので、質にこだわらなくても大丈夫。 世界史のセンター試験であれば、 ベースにする教科書は山川でも東京書籍でも、どちらでもいいですよね。 それくらい気楽に考えてください。 1週間で絶対に読む! 読み方はこれ。 期間を決めてください だらだら読んでも仕方ありません この1ヶ月は哲学に捧げると思って、空き時間は本読んでください。 このnoteの方法を試して失敗することがあるとすれば 90%は、ここで時間をかけすぎることです(予想) なのでしつこく念押しします 1冊1週間で読んでください なにも3日で読めと言ってるわけではありません ・終わってなくても次の本にすすむ とはいうものの・・・ 当然1週間じゃ終わらないでしょうね笑 ぼくもキツかった。 でも、そこでだらだらしたら、終わり。 元の木阿弥です。 次に進みましょう。 「ああー、1週間たったけどまだカントの途中だ〜」 絶対あります。 次にいきましょう。 そして次の本をカントから読みましょう。 そしたら1週間以内に終わるから。 余った時間で古代か近世に戻ればいいです。 ・途中でやめたら何の意味もない 1ヶ月、3冊は必ずやってください。 途中でやめたら意味がないです。 断片的な知識しか身につかない。 哲学史をまじめに勉強したい。 このような素晴らしいモチベーションをお持ちのはずです 3冊読み切れば、必ず何かが変わります はい。 以上が概論です 以降は有料にしますが、これで十分だと思えば購入されなくても結構です。 【有料部分で書くこと】 知識の定着方法 まとめノートの作り方 おすすめ副読本 最もおすすめのアウトプット方法などなど 要は、ここまではインプットのお話。 ここからはアウトプットのお話。 インプットはいわば、武器屋で武器を買った状態。 「せっかく読んでも、アウトプット(装備)しなけりゃ意味がないよな」と武器屋の主人も言ってます ということで、必要な方は続きをどうぞ。 ここで読み終える方も、よかったら「スキ」を押してくださると嬉しいです! 3週間で3冊読んで、残りの1週間で知識を定着 さて、3冊読み終えたあなたがするべきことは何か。

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