世界はそれを愛と呼ぶんだぜ。 世界はそれをクロと呼ぶんだぜ|ニッポンのおじさん|鈴木涼美|cakes(ケイクス)

サンボマスター『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

サンボ大好きですけど、この曲は好きになれません。 俺はこれしかできない、でもしょうがないじゃないか!という感じにサンボに共感してました。 うまくいかない自分だけどサンボが叫ぶなら、私も昨日より今日、今日より明日へとがんばっていこうって思ってたんですけど。 これ、ただのJ-POP。 言葉ではいいこと言って、一人でも多くのお涙頂戴になってる気がする。 そんな表面的な癒してばかりいるのが、「本当の日々」なのか? 言葉足らずだっていいんだ。 かっこいいこと言うな。 サンボが嫌いな人がいたっていいじゃないか。 お前らがかっこ悪いくらい一生懸命やってるってだけで、自分もそれくらいかっこ悪くなるくらいにやろうって気になるんだよ。 「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」の歌詞が表現力豊かであいかわらず、すばらしい!! 「月に咲く花のようになるの」に感動してからサンボの曲を聴くようになりましたが、この曲もサンボらしくストレートな感情が伝わってくる感じに仕上がっています。 熱い感情をそのまま出してますね! 「電車男」のエンディングではじめて聴いたときなぜか涙がでてきました。 歌詞が心の奥のほうに響いてきて、胸が熱くなりました。 彼らの言葉はぶっきらぼうで決して丁寧ではないのですが、素直な感じがします。 自分の思った言葉を思ったとおりに叫んでいるようなところが自由でいいなとも思います。 だからこそ人の心を動かすことができるのだと思います。 彼らは決してイケメンじゃないけど(ブサンボマスターのコントもあるくらいだから)、全身全霊で音楽と向かい合って、客と向かい合ってくれてる最高のロックを聞かせてくれる私にとってはかっこいいバンドです。 これからもいろんな言葉で語りかけてほしいです!! 応援してます! ようやく同世代の語り部が出てきた。 しかしメッセージだけではない、作曲も演奏も抜群に優れている。 まさに三位一体である。 サンボマスターは凄いバンドだ。 歌詞の一節にこうある。 「今までの過去なんてなかったかのように歌いだすんだぜ」 ちなみに「過去を忘れろ」というフレーズはサンボにしばしば出てくるメッセージである。 こう叫ぶ山口隆の歌はどこまでも明るい。 しかし単なる軽薄な明るさではない。 苦悩を知った人の明るさだ。 だからセンチメンタルで湿度の高い叙情的な歌詞しか書けないJ-POPミュージシャンとサンボは決定的に異なる。 ここまで人生を賛歌する楽曲を提供できるのは、多分今のところサンボマスターしかいないだろう。 サンボの曲は鬱屈した魂を解放させ、すべての人が「繋がっている」という幻想を体験させてくれる。 僕は彼らのライブに行ったことないけど、多分物凄い盛り上がりだと思う。 みんなと一つになるという愉悦。 サンボの楽曲の魅力はそこにあると思う。 「世界の中心で・・・」のPVの最後の場面なんてまさにそれを表現している。 人性の暗部に気付いたミュージシャンとして僕が思い浮かべるのは、中島みゆきと尾崎豊である。 彼らの曲は一般的に「暗い」と言われる。 この「明るさ」というのが、僕ら世代の持ち味であるのなら嬉しい。 でも、山口さんがいずれ「過去を忘れろ」と言えなくなった時、サンボの楽曲は暗くなってしまわないかと思ってしまう。 でも、どうあろうと走り抜けて欲しい。 サンボの楽曲を通して、僕ら世代の語り部をずっと見守っていきたい。

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Fear, and Loathing in Las Vegas

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

エモさの極み!サンボマスター! ライブでは感情を爆発させ、観衆を惹きつけてやまないサンボマスター。 エモーショナルなそのパワーは世界を一瞬にして変化させる。 2000年に結成されたサンボマスターが世に知られたのは、2005年に発売されたシングル『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』のヒットによるものが大きい。 フジテレビのドラマ「電車男」の主題歌に抜擢されたのだ。 彼らはロックやパンクを基調としながら、他にはないスタイルを作り上げている。 抑圧されたものが溢れでるようなボーカル山口の歌い方には、心を揺れ動かされる。 その声は決して支配的なものではなく、誰もが感じる日常のささいな不安や生きにくさを代弁しているかのようだ。 また、彼らのレコーディングにもひとつの信念が見えてくる。 サンボマスターはあくまで一発録りにこだわる。 音楽の作り方が確立されてしまっている昨今において、どうすれば自分たちをむき出しにできるのか。 その答えがレコーディングでの一発録りなのだ。 山口はあるインタビューで一発録りに関して「緊張もするし、テンションもおかしくなる」と答えていた。 胸の高ぶりを内在させ、リスナーに音楽を届けているのだ。 今回は『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』の歌詞を紐解きながら、感情をむきだしにする彼らのスタイルを深く掘り下げていきたい。 「昨日のあなたが嘘だと言うなら 昨日の景色を捨てちまうだけだ」この部分だけを見ても思いやりがあふれていると理解できる。 相手にとって真実ではないことは自分にとっても真実ではない。 そんな風に共感を育める心がサンボマスターにはあるのだ。 彼らは決して「怒り」を音楽にぶつけているわけではないのだ。 もちろん、不条理や世の中にある矛盾を感じているのは間違いない。 それらは「怒り」としてではなく、「優しさ」に変換し誰かと共感するために音楽にしているのだ。 自分のみではなく相手がいてこそ成り立つ「共感」する気持ちを歌っているのだ。 「新しい日々を繋ぐのは、君と僕なのさ」といった歌詞からもその事実は読み取れる。 また、「君と僕が声を合わす 今までの過去なんてなかったかのように歌い出すんだ」といった歌詞から新しくなることの大切さを歌う。 彼らは過去を赦し、新しい日々を共に紡いでいく勇気を伝えているのだ。 物事を何も小難しく考える必要はない。 彼らの歌のように過去はなかったかのように、前に向かって叫び続けてみるのだ。 すると、見える景色が必ず変わってくる。 サンボマスターは音楽を通してそれを人々に伝えたかったはずだ。 人々を励まし続ける彼ら自体が「愛」と呼ぶにふさわしい存在なのかもしれない。 TEXT 笹谷創.

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世界はそれをクロと呼ぶんだぜ|ニッポンのおじさん|鈴木涼美|cakes(ケイクス)

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

社会人の私は、あっという間に過ぎていった青春時代を思い出して、 切なくも微笑ましい気持ちになりました。 まふまふさんの歌声が絶妙な 「儚さ」を演出しています。 バラード調なだけあって、特に今作は歌詞が心に浸透してくる。 特に 2番Bメロ以降は壮大さに拍車がかかりまくりで鳥肌モノ。 そんな壮大なバラードに込められた想いを、楽曲タイトルや歌詞から可能な限り汲み取っていこうと思います。 まずはタイトルに着目していきましょう。 楽曲名「それを愛と呼ぶだけ」とは 手垢のついた言葉ですが 「愛」とは• 対象をかけがえのないものと認め、それに引き付けられる心の動き• 相手をいつくしむ心• 相手のために良かれと願う心 といった割と広義的な意味を持っています。 とはいえ実は歌詞では愛の定義が綴られている。 本題の歌詞を見ていきましょう。 歌詞 貴方の言葉が 貴方の記憶が わずかな世界を満たして 映画の終わりに数分あるような 心地よい今日だ 手に取る運命は 手放す運命が 増えていくだけ そんな小さな綻びに 気づいていたのに 心が身体を見落とすまで 明日のない世界へ行くまで 失うひとつを数えること それを愛と呼ぶだけ 愛と呼ぶだけ 貴方の笑顔も瞬きひとつで 見えなくなるくらい未熟だ それならもとより愛しい仕草を 知らないままがいいなあ 過ぎ去る生涯を 変わらぬ後悔を 命というから どうしようもないほどに 貴方に惹かれているのだろう この手を伸ばせど届かぬ向こう 夢を見るより遠くまで 去り行く貴方を求めたこと それを愛と呼ぶだけ 愛と呼ぶだけ 作詞作曲:まふまふ それではお待たせいたしました。 上記を踏まえたうえで、歌詞を嚙み砕いていきましょう。 1番 貴方の言葉が 貴方の記憶が わずかな世界を満たして 映画の終わりに数分あるような 心地よい今日だ まず 「貴方」に当てはまる人物こそが 「主人公が好意を寄せていた相手」 になります。 「あなた」ではなく 「貴方」であることから• 主人公にとって高嶺の花であること• 大切に想いを寄せ続けていたこと• 何より心から敬愛していたこと が伝わる。 とにかく丁寧に想いを寄せていたのでしょう。 そして 「心地よい今日」と歌詞で表されているのは、まぎれもなく 「卒業式当日」になります。 主人公は貴方に想いを寄せ続けていた学生時代を、ひとつの映画として捉えており、卒業式が終わるまでの• 「貴方が近くにいる残り数分」• 「貴方とともに過ごした学生生活の思い出」 を五感全てで感じ取っています。 結果、蘇ってくるのは素敵な思い出ばかりだから 「心地良い今日」だと感じることができている。 手に取る運命は 手放す運命が 増えていくだけ そんな小さな綻びに 気づいていたのに しかし、いくら 「心地良い今日」を感じたとしても、貴方が近くに居た学生生活は、もうすぐ終わってしまう。 貴方と過ごしてきた生活は強制的に手放すことを強いられてしまう。 また 「綻び」とは、 隠していた事柄や気持ちが隠しきれずに外へ現れることを意味します。 まさに主人公のイマと重なる言葉であり、 見ないようにしていた別れが、ついに目の前までやってきたのです。 「卒業までには必ず」と意気込んでは、想いを伝えられないまま今日まで来てしまったのでしょう。 学生にありがちな情景だけど、これは切ない。 サビ1 心が身体を見落とすまで 明日のない世界へ行くまで 失うひとつを数えること それを愛と呼ぶだけ 愛と呼ぶだけ 意味深なサビですが、言葉一つを丁寧に解釈していくことで、メッセージ性が明らかになってきます。 まず 「見落とす」とは、見ていながら気づかないで過ごすことを意味する。 そこに当てはめて 「心が身体を見落とす」を解き明かすと 「貴方を見ても心が反応しないこと」だと解釈することができます。 心は主人公、身体は貴方をそれぞれ指していると考えれば解像度が上がります つづく 「明日のない世界」は、 貴方と別れてしまった後の希望のない世界といったところではないでしょうか。 明日は未来、未来は希望の対比として使われることが多い。 まとめると 心が身体を見落とすまで 明日のない世界へ行くまで という意味深なサビの2文は 貴方への想いが消えるまで 貴方と離れ離れになるまで と置き換えることができるのです。 そしてこれらは 失うひとつを数えること それを愛と呼ぶだけ という革新的な歌詞に繋がっていく。 ここまでくると歌詞で表されている主人公の想いがうっすらと見えてくる。 主人公は スポンサーリンク 2番 貴方の笑顔も瞬きひとつで 見えなくなるくらい未熟だ それならもとより愛しい仕草を 知らないままがいいなあ ただ 「そっと陰から想い続ける」のが愛の形とは言えど、その愛に発展は望めない。 いくら自分の中で納得させたとしても、報われない恋心であることには違いないのです。 「もとより愛しい仕草を知らないままがいいなあ」という歌詞は、主人公の無力感や隠していたはずの悲しみが、そのままにじみ出ている。 切ない。 貴方の輝きを発見するたびに、将来避けては通れないお別れの辛さが増していくのです。 でも好きだから、目で追ってしまうから、素敵なところをたくさん見つけてしまう。 やはり切ない。 過ぎ去る生涯を 変わらぬ後悔を 命というから どうしようもないほどに 貴方に惹かれているのだろう 辛さや切なさを感じつつも、主人公と貴方は卒業という終演に向かっていく。 やはり主人公は 「後悔」しているのです。 長い学生生活だったはずなのに、想いを伝えれないまま今日を迎えてしまったことを。 卒業の日までも想いを伝えれないことを。 また歌詞の 「命」というフレーズは、主人公が 「命」が痛いほどの悲しみに覆われていることを指しているのかなと考えています。 だからこそ 「どうしようもないほどに貴方に惹かれている」ことを再確認できている。 傍から見たら命なんて大袈裟な表現かも知れない。 しかし主人公にとっての貴方は大切なものだった。 ラストサビ この手を伸ばせど届かぬ向こう 夢を見るより遠くまで 去り行く貴方を求めたこと それを愛と呼ぶだけ 愛と呼ぶだけ サビ1では 「そっと陰から想い続けること」 こそが愛であると感じていた主人公。 しかし卒業の日に 「貴方に本当に惹かれていた」と再認識し 「去り行く貴方を求めていること」 こそが愛であると定義をし直している。 今の自分を映す、この情景こそが愛であると気付いたのでしょう。 手を伸ばせど届かない存在だったけど、視界に入る距離にいた君。 だけど本当にお別れが迫ったとき、はじめて悲しみや後悔が押し寄せてきたのです。 しかしどんなに後悔しても、この状況が覆ることはない。 だから自分のこれまでを、 それを愛と呼ぶだけしかできない。 貴方との全てが「愛」そのものだったのだ。 感想 切なすぎる名曲 「それを愛と呼ぶだけ」 後半になるにつれ、徐々に盛り上がりを見せていくメロディーや、力強くなる歌声は、主人公の想いの強度をそのまま表現していたとさえ思えてくる。 そう考えて聴くと余計に鳥肌が立つ。 主人公と同じ境遇な方、あるいは同じ境遇を経験したことがある方は、かなり共感できたのではないでしょうか 私は共感できる節が多々ありました。

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