あえて 危険 を 冒す ことわざ。 危険をおかすは「犯す」?「冒す」?「侵す」?

人体、なんでそうなった?:余分な骨、使えない遺伝子、あえて危険を冒す脳

あえて 危険 を 冒す ことわざ

あ行 悪事千里を行く 悪い行いはすぐに世間に知れ渡る。 あとは野となれ山となれ あとのことはどうなっても構わない。 あぶはち取らず 欲張って両方とも失ってしまう。 案ずるより産むが易し 実際してみると以外に易しいものだ。 石橋をたたいて渡る 用心の上にも用心を重ねるたとえ。 医者の不養生 立派なことを言うが、自分では実行しないたとえ。 急がば回れ 遠回りでも安全な道のほうが結局早い。 一寸の虫にも五分の魂 弱い者にもそれなりの意地はある。 命あっての物種 命が何より大切だから、危険は避けよ。 井の中の蛙 大海を知らず 世間を知らず、考えがせまいこと。 鰯の頭も信心から つまらないものでも、進行すればありがたく思えること。 言わぬが花 言わないほうが差しさわりがないこと。 魚心あれば水心 相手が好意をよせれば自分のそれに応じる心を持つものだ。 うそも方便 時にはうそをつくことも必要だ。 馬の耳に念仏 どんな値打ちのある物でも、分らない人には役に立たない。 瓜のつるになすびはならぬ 凡人の子は、やはり凡人である。 か行 かえるの子はかえる 凡人の子は、やはり凡人である。 火中の栗を拾う 他人のためにあえて危険をおかす。 河童の川流れ 達人でも、時には失敗する。 果報は寝て待て 幸福は待っていればやってくる。 亀の甲より年の功 年長者の経験は尊いものだ。 枯れ木も山のにぎわい つまらぬものでも、ないよりはましだ。 かわいい子には旅をさせよ 子どもには、苦労させたほうがいい。 木によりて魚を求む 方法を誤ると、目的には達せられない。 けがの功名 失敗が、かえってよい結果につながる。 光陰矢のごとし 月日がたつのが早いことのたとえ。 後悔先に立たず あとで悔やんでも役に立たない。 弘法も筆の誤り 達人でも、時には失敗する。 紺屋の白袴 立派なことを言うが、自分では実行しないたとえ。 転ばぬ先の杖 失敗しないように前もって準備する。 さ行 歳月人を待たず 年月のたつのは早いものだ 先んずれば人を制す 皆より頑張れば、成功する。 猿も木から落ちる 達人でも、時には失敗する。 触らぬ神にたたりなし 余計なことをしなければ災いはない。 三人寄れば文殊の知恵 みんなで考えれば、いい考えが浮かぶ。 朱に交われば赤くなる 友達によって良くも悪くもなる。 知らぬが仏 知らないから平気でいられることのたとえ。 人事を尽くして天命を待つ やるだけやって、あとは運に任せる。 好きこそものの上手なれ 好きなことは上達しやすいものだ。 すずめ百まで踊り忘れず 幼い時の習慣はいつまでも忘れない。 せいてはことを仕損じる あまりあせると失敗しやすい。 せんだんは双葉より芳し 大成する人は幼時からすぐれている。 船頭多くして舟山にのぼる 指図する人が多いと、かえってうまく進まない。 た行 対岸の火事 自分には利害がなく関心が薄いこと。 立つ鳥あとをにごさず 立ち去るときは後始末をきちんとせよ。 たで食う虫も好き好き 人の好みはさまざまである。 たなからぼたもち 思いがけず幸運にめぐり合うこと。 旅の恥はかき捨て 旅先では恥ずかしいことでも平気でする。 旅は道連れ世は情け 世間を渡るには、互いに人情をかけ合うことが大切だ。 ちょうちんに釣り鐘 二つ以上の物の違いが大きいこと。 月とすっぽん 二つ以上の物の違いが大きいこと。 出るくいは打たれる 人より目立つと、他人から憎まれる。 灯台もと暗し 身近なことはかえって分かりにくい。 豆腐にかすがい 手ごたえがなく、効果のないたとえ。 とびが鷹を生む 凡人から優れた子どもが生まれる。 とらぬたぬきの皮算用 不確定なことをもとに計画を立てること。 どんぐりの背比べ どれも同じようで優れたものがない。 な行 長いものには巻かれろ 力の強い者には従ったほうがよい。 泣きっ面に蜂 運の悪いことが重なること。 情けは人のためならず 人に情けをかければ、やがて自分に返ってくる。 二階から目薬 遠回りで効き目のないことのたとえ。 二兎を追う者は一兎をも得ず 欲張って両方とも失ってしまう。 ぬかにくぎ 手ごたえがなく、効果のないたとえ。 ぬれ手であわ 苦労せずに多くの利益を得ること。 ねこに小判 どんな値打ちのある物でも、分らない人には役に立たない。 寝耳に水 突然の出来事にびっくりすること。 能ある鷹はつめを隠す 実力のある人はそれを外に出さない。 のれんに腕押し 手ごたえがなく、効果のないたとえ。 は行 早起きは三文の得 早起きすると得をするというたとえ。 人のうわさも七十五日 世間のうわさは長くはつづかない。 火のないところに煙は立たない 事実がなければ噂は立たない。 百聞は一見にしかず 何度も聞くより一度見るほうが確実だ。 ひょうたんから駒 意外なところから意外なものが出ること。 覆水盆に返らず 一度したことは取り返しがつかない。 豚に真珠 どんな値打ちのある物でも、分らない人には役に立たない。 仏の顔も三度 温厚な人でも度重なる無礼には怒る。 骨折り損のくたびれもうけ 苦労ばかりかかって何の利益もない。 ま・や・ら・わ行 まかぬ種は生えぬ 何もしなくては結果は得られない。 馬子にも衣装 つまらぬ物でも身なりを整えれば立派に見える。 待てば海路の日和あり 幸福は待っていればやってくる。 三つ子の魂百まで 幼い時の習慣はいつまでも忘れない。 焼け石に水 少しぐらいの助けでは、効果がない。 弱り目にたたり目 運の悪いことが重なること。 良薬は口に苦し 自分のためになる忠告は聞きづらい。 類は友を呼ぶ 似た者同士は集まりやすい。 論より証拠 理屈より証拠を示すことが大切だ。

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困難 苦境 忍耐:逆引き 故事 ことわざ 慣用句

あえて 危険 を 冒す ことわざ

要するに、人の利益のために、あえて危険を冒すことのすすめである。 ところが、ラ・フォンテーヌの『寓話』に、猫のラトンが猿のベルトランにおだてられ、囲炉裏の中の栗を拾ってやる話があり、それに由来しているんだそうな。 … 青木雨彦『ことわざ雨彦流』 より引用• この奨学金は大きいのですから、試験に合格すれば多額のお金が手に入ります。 競争にうちかつためには、あえて危険を 冒 おかす無法な男もあるかもしれません。 バニスターはそれを知って、ひどくとり乱しました。 … ドイル『三人の学生』 より引用• しかし調査官とタンも見たことがあるのだ。 だれがあえて危険を冒して幽霊のまねをしようとしたのだ、それも政庁の内部で? それに、どんな理由で? … フーリック/大室幹雄訳『中国黄金殺人事件』 より引用• これだけの巨大な体を誇りながらも、あえて危険を冒して打ち合うスタイルの選手ではない。 金が目的なら、すでに莫大な収入があり、男たちからの高価なプレゼントに埋まっていた彼女である。 あえて危険を冒す必要など、なかったはずではないか。 彼女が戦時中もヨーロッパ内を行き来し、フランスの要人ともドイツの要人とも親しかったことがあだになったのかも知れないが、彼女にしてみれば、金払いのいい男なら、どこの国の人間でもお得意さんだったのだろう。 … 桐生操『美しき拷問の本』 より引用• 天命に巨大な負荷がかかっていることは想像に難くない。 しかし、バックステップで回避せず、あえて危険を冒してブロックで受けたのは作戦のうちだった。 俺は、下から突き上げた剣が再度斬り降ろされてくる勢いを利用し、思い切り身体を後転させた。 … 九里史生『SAO Web 0407 第八章02』 より引用• 長い話を、狭いベッドの縁に身体を横にして、フランソワーズは、大事な男が命をかけるというのだから、わからないところは訊き返しながら熱心に耳を傾けた。 自分があえて危険を冒す理由を、惚れてくれている女にわからせるのには、八十八のフランス語は十分とは言い難い。 なれそめのときに八十八は、自分が寅だと口に出して、仰天したフランソワーズに、十二支の説明をする破目になったのだが、この時よりも今度の方が難儀だった。 … 安部譲二『時速十四ノット、東へ』 より引用• カークはあえて危険を冒す決心をした。 何しろこれは無限の宇宙の端における、この上なく興味に充ちた巡り会いなのだ。 … ジェイムズ・ブリッシュ『08 パイリスの魔術師』 より引用• ザビール家の当主は老人なのだから、その役を演じることならできる。 しかし、ミレルはあえて危険を 冒 おかすことを選んだのだ。 あくまで相棒を信頼しようというのである。 … 水野良『魔法戦士リウイ 第00巻』 より引用• 雪の降りかたは非常に激しく、連続的で、ときどき急行列車が駅と駅の中間の、人家からも遠く離れた一面の雪のなかに何日も立ち往生してしまうことがあるほどである。 そんな天候では、ヘリコプターもあえて危険を冒して乗客や乗務員の救助に向かうことができず、だから、もし吹雪があまり長く続けば、みんな死んでしまうということも考えられる。 たとえ列車が無事に着いても、厳寒の季節には太陽が照ることもめったになく、ただときおり、白一色の燦然とした光景に、それ以外の喜びをすべて忘れてしまうようなつかのまの例外があるにすぎない。 … 山口瞳『酔いどれ紀行』 より引用• ミュッケンベルガー元帥も、けっして無為無能な男ではなく、同盟軍の行動が、ヴァンフリート4=2宙域を目標としてのものであることを見ぬいた。 帝国軍首脳部、ことにミュッケンベルガー元帥にしてみれば、あえて危険を 冒 おかして、グリンメルスハウゼン艦隊を救出するだけの価値など認めてはいない。 だが、叛乱軍こと同盟軍の動向が、かなりの確度で明白になった以上、それに対応せずにすむはずがなかったのである。 … 田中芳樹『銀河英雄伝説外伝 03 千億の星、千億の光』 より引用.

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人体、なんでそうなった?:余分な骨、使えない遺伝子、あえて危険を冒す脳

あえて 危険 を 冒す ことわざ

人体はゼロから精緻にデザインされたものではなく、進化 突然変異 によるマイナーチェンジを修正しながらなんとか作り上げられてきたものだからだ。 本書では、人体が完成とは程遠いままになっている事実を明らかにするとともに、人体進化のまったく新しい見方を紹介する。 評者は三浦天紗子さん ライター、ブックカウンセラー です。 「ヒトの身体の進化は、残念なデザイン!? 評者は山元大輔さん 東北大学名誉教授 です。 評者は長谷川眞理子さん 総合研究大学院大学学長 です。 「進化がどのようにして人体を作り上げたのかを、サクセスストーリーではなく、失敗ストーリーで綴る。 評者は竹内薫さん サイエンス作家 です。 でも、それらが生まれた理由、つまり進化の秘密を知るほどに、ますますカラダが愛おしくなります. ユーモアたっぷりの筆致で、読み始めたら止まらなくなりますよ! ページをめくるごとに何かしら学ぶことがあった。 私たちの欠点を集めた、おもしろカタログ。 著者は、ヒトの身体が工学的な理想には達していないという事実とその理由を、洞察とユーモアに満ちた文で解きあかしている。 鼻水の排水口が副鼻腔の一番上にあるわけ。 膝が悪くなるわけ。 子供や妊娠している女性のほぼ半数が鉄分を摂っているのに貧血気味なわけ。 DNAが過去に感染した何百万ものウイルスの死骸を保持しているわけ。 すべての霊長類のなかで、ヒトがもっとも受胎率が低く、乳児と母親の死亡率が高いわけ。 発生過程でのエラーが全身の血流に大問題を引き起こすわけ。 僕らが目の錯覚 錯視 で簡単にだまされてしまうわけ。 考えや行動、記憶に間違いがよく起こるわけ。 『Not So Different: Finding Human Nature in Animals』の著者。 科学の専門家として、「トゥデイ」、ナショナル・パブリック・ラジオ、「アクセス・ハリウッド」、「48時間」、「アルジャジーラ・アメリカ」など全国メディアに出演している。 ニューヨーク、クィーンズ在住。 【訳者紹介】 久保美代子 くぼ・みよこ 翻訳家。 大阪外国語大学卒業。 おもな訳書に『ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館』 共訳、早川書房 、『自助論』 アチーブメント出版 、『科学捜査ケースファイル』 化学同人 、『そこそこ成長する人、ものすごく成長する人』 双葉社 、『芸術家のための人体解剖図鑑』 エクスナレッジ などがある。 「われわれは人をわれわれの形に作り、われわれに似るように造」った創造主は(創世記1-26)、もし存在すればだが、いかに才能のないデザイナーであったかがよくわかる。 人体の構造だけではなくビタミンの多くを自ら合成できなくなっているし、免疫系は自身を攻撃して病気にする。 脳は破滅を恐れず危険を冒し、ギャンブルに浸ってしまう。 進化はヒトの体を、最も大切な生命維持や繁殖にも支障をきたすようにしたのか、と嘆きたくなる。 進化の仕事がかくも場当たり的なものであるかの例が示されている。 人体について進化の観点から見直すのにお勧めの本。 最近よく「進化した何々」を聞くが、いい加減でやっつけ仕事の結果なのかと突っ込みたくなる。 誤った語法で、進歩と言うべきだ。 著者の小さな間違い。 16ページ、頭のてっぺんから足の先まで直接行く神経はない。 脳の運動野から出た神経は脊髄前角で運動神経細胞に接続し、この神経細胞からの軸索が足の指まで達する。 鎌状赤血球とマラリヤの分布図(p. 97)は、濃さが頻度と反対で一見では理解しにくい。 反論:脊椎動物の網膜が光の方向と逆なのは(p. 7)理由があり、著者および多くの意見に完全には賛成しかねる。 視細胞外節にある視物質は光で退色するので、速やかに除去する必要がある。 その役目は外節が埋まっている色素上皮が行っている。 もし光の方向に向くなら、外節(内節になるが)から退色した視物質を取り除くためにどういう構造が考えられるだろうか。 また眼は暗箱でなければならない。 根元に色素を持つタコの視細胞のような構造が適切だろうか。 さらに脊椎動物の網膜では情報処理が行われるが、タコの網膜では処理されずに直接中枢(頭部神経節?)に伝達される。 どちらも目的に合った構造と思う。 ネコの眼の反射板は乏しい光を感知するのに適しているが(p. 6)、分解能が落ちる。 ヒトの眼の視力は色の情報を捨てると大変高くなる(サックス:火星の人類学者)。 ただしそのためには色覚を処理する脳の領域が壊れる必要があるので、だれも望まないだろうが。 進化は後戻りできないため、生じてしまった、合理的とは言い難い、妙なデザインや機能を抱え込まざるを得ないのだ。 そのまずいケースの中で、とりわけ興味深いのは、「後ろ向きになっている網膜」、「壊れて機能しないDNAやウイルスの死骸をたくさん抱えているゲノム」、「賭け事にはまり易い脳」の3つである。 【網膜】 「いびつな自然のデザインとしてもっとも有名な例は、魚類から哺乳類にいたるまで全脊椎動物が持っている網膜だ。 脊椎動物の網膜の光受容細胞は後ろ向きになっている。 つまり、ワイヤ部分が光のほうに向いていて、集光器たる光受容器は光に背を向け、内側に向いているのだ。 光受容細胞は、マイクのような形をしている。 つまり、この細胞の一方のさきにはマイクの集音器に相当する光受容器がついていて、もういっぽうの端はアンプに信号を送るケーブルにつながっている。 眼球の奥に位置しているヒトの網膜では、この小さな『マイク』がすべて、光と逆の方向に向くようにデザインされている。 そしてケーブルの出ている側が前、つまり光のほうに向いていて、マイクのさきはなにもない組織の壁のほうに向いているのだ」。 「これは明らかに、最適なデザインとは言えない。 光子は後ろ向きになった光受容器にたどり着くために、光受容細胞の隙間を進まねばならない。 マイクを反対方向に向けて話しているとしたら、マイクの感度を上げるか、大声で話さないかぎり、マイクは機能しないだろう。 視覚でも同じ原理があてはまる。 さらに、このすでに十分無駄で複雑なシステムに、別の無駄な複雑さが加わる。 つまり、光は細胞の薄い膜や血管さえも通り抜けて光受容器にたどり着かねばならない。 いまのところ、なぜ脊椎動物の網膜が後ろ向きに配置されたのかという理由を説明する有効な仮説はまだない。 僕には、ランダムに進んだ変貌の結果、にっちもさっちもいかなくなっただけのように思える。 なお、タコやイカなどの頭足類の網膜は反転していないと付記されている。 この使用されていない遺伝物質はかつて、役に立たないとみなされていたため、ジャンクDNAと呼ばれていたが、このジャンクな部分から機能が発見され、この呼び名の人気は衰えた。 たしかに、いわゆるジャンクDNAの多くが、今後、実際はなんらかの目的を果たしていることが明らかになるかもしれない。 とはいえ、僕たちのゲノムがどれほど多くのジャンクを抱えているかに関係なく、僕たちみんなが機能していないDNAを大量に持っていることには疑いの余地がない。 本章では、この真の遺伝学的なガラクタについての話をする。 ガラクタというのは、僕たちの細胞を散らかす壊れた遺伝子やウイルスの副産物や、役に立たない複製や無用なコードのことだ」。 「ヒトゲノムの役に立たないDNAのなかでも、ズバ抜けて奇妙なタイプが一つある。 それが偽遺伝子だ。 この遺伝学的コード配列は、ぱっと見は遺伝子のようにみえるが、遺伝子として機能はしていない。 これらは、かつては機能していた遺伝子が、遠い過去のどこかの時点で修復できないほど変異した進化の遺物だ。 ・・・壊血病のおかげで、GULOはヒトの偽遺伝子のなかでもとくに有名になったが、偽遺伝子はこれだけではない。 ヒトのゲノムには多くの壊れた遺伝子が潜んでいる。 じつを言うと、相当どころではなく、数百、いや1000をも超える。 ヒトゲノムには、2万近くの遺伝子の完全な遺物が含まれていると、複数の科学者が推定している。 こうなると、壊れた遺伝子の数は機能している遺伝子とほぼ同じ数になる」。 「偽遺伝子は、あとのことなど気にしない自然の容赦ない性質を示す一つの教訓だ。 ・・・進化には目標が定められていない、というより定められない」のだ。 【脳】 「ギャンブルのときに人々が下す浅はかな選択は、ヒトの精神にある欠点の一つを示している。 ひょっとすると、もっとも明らかな、そしてもっとも注目に値することは、それが日常生活のほかの面にもあてはまることかもしれない。 ・・・とくにカジノでみられる一般的な心理学的認知エラーの一つが、『賭博者の錯誤』である。 これは、ランダムに起こる出来事がしばらく起こらなければ、起こる確率が上がると考えたり、ランダムに起こる出来事が起こった直後は同じことが再び起こりにくいと考えたりすることだ。 出来事が関連していないと仮定すると、この考えは完全な思い違いだ。 人生の多くの状況を同じく、ギャンブルでは過去と現在とはなんの関係もない。 ・・・賭博者の錯誤はなんのせいだろう? 進化だ」。 「(ギャンブラーの)人々は、勝っているときに勝負をやめられない(で、結局、賭博場に巻き上げられてしまう)だけでなく、すでに落とし穴にどっぷりはまっているときも、なかなかやめられない。 誰かが(あるいは自分が)こう言っているのを何度か耳にしたことはないだろうか? 『あと一回だけ。 そうしたらきっと取り戻せる』とか、明らかにまちがった考えの『これだけ負けつづけたのだから、そろそろ勝つはずだ』とか。 これは真実からほど遠い。 なぜなら、確率はつねに賭博場に有利に働くからだ。 調子が悪いときにやめられないのは、サンク・コストという心理的錯誤と関係があるのかもしれない。 ・・・サンク・コストの錯誤は、人がなにかに時間と努力と金を費やし、それを無駄に使ってしまったと思いたくないときにいつも現れる。 もちろんそれは理解できるが、理屈とかけ離れている」。 この部分は、カジノ法案(統合型リゾート整備推進法案)を何が何でも押し通そうと躍起になっている連中に読ませたいものだ。 進化という宿命ゆえ、決して完璧ではない存在だからこそ、ヒトが愛おしいのだという著者の姿勢に、共感を覚えるのは私だけだろうか。 著者はニューヨーク市立大学の生物学教授で、私たちのからだに残っている進化のの過程から生まれたさまざまな不都合を面白く解説しています。 聖書に書かれているように神様の設計だとしたら、本当にミスだらけですね。 気道(空気の通り道)と食道がきちんと分離されていれば、餅などをのどに詰まらせて死ぬことはなくなるはずです。 ビタミンCが体内で作れないのは、ヒトとモルモット、コウモリだけです。 万物の霊長と誇る脳だって、しょっちゅう錯覚を生じるし、麻薬に耽溺してしまいます。 でも、ヒトには自らの欠点を埋め合わせる能力がある。 多くの生物が絶滅した氷河期を生き延びることができたのだから、これからの危機だって乗り越えなければ…というのが、著者のメッセージだと思いました。

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