入ってねぇんだよコノヤロウ。 2019年新春特別インタビュー だから足立はおもしろい

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入ってねぇんだよコノヤロウ

徳川家が代々征夷大将軍として国を納め、侍が蔓延り、国を動かしている時代。 と呼ばれるのは当の昔で終わり、今は宇宙から来た天人達によって国の中枢は支配されている。 廃刀令が置かれた事により、侍達も迂闊に動けず、天人達の好き勝手に国を乱していく様をただ黙って見ていることしかできない。 侍達の尊厳などこのご時世に存在せず、侍は肩身の狭い思いをして生きていくしかない。 そんなご時世を変えようと将軍家にあだなす攘夷派と徳川家を守ろうとする佐幕派が存在し、二つの派閥の対立で世は混乱を極めている。 だが、世の情勢に全く関心がなく、ただ人として、人らしく生きている連中がいた。 そこは歌舞伎町。 江戸の中でも荒くれ者達が住んでいるというその町にそいつらはいた。 スナックお登勢の上で万事屋銀ちゃんと書かれた看板を堂々とつけた建物に住んでおり、今日も偶に来る客を待ちながら、それぞれが好きなように過ごしている。 「ちょっと銀さん。 暇なら手伝って下さいよ、掃除。 」 「あ?銀さん今忙しいから。 色んな人に怒られるよ?」 「色んな人って誰ですかァ?!あんたも分かってないんだろうがアアアアア!!」 「あれだよあれ。 …ほら…冨樫先生だよ。 」 「…。 」 「?神楽ちゃん?」 「…ベタすぎるネ。 この手のベタな話は聞き飽きたネ。 」 「何の絵本読んでるの?」 「女神様が人間の男と結ばれる話しアル。 」 「あ〜。 僕も小さい時にその絵本読んだよ。 大抵の人達がそれを読んでるみたいだね。 確かタイトルは…。 」 「竹取物語「それ別の話ィ!!ほんとに読んだの?!」 「読んだヨ!そよちゃんがオススメしてきた本を読まない訳ないヨ!女神様が星になった男と年に一度だけ天の川で会えるラブストーリーネ!」 「それおかしいからね…。 明らかに自分で作った内容に途中から七夕の話織り込まれてるからね…。 ったく、掃除も出来ないんですか、あんたらは?!」 そんな感じで毎日を何となく過ごし、なんとなくで生きている。 偶に来る仕事もこなしきれたことなんてないが、不思議な事に馴染みの客もいたりする。 今日はもう来ないだろうと勝手に判断した銀時は、読み終えたジャンプを置いてパチンコに行きだした。 新八は金も無いのにパチンコに行こうとする銀時に怒り出すが、神楽まで酢昆布を買いに行きだしたものだから怒るのも疲れてしまう。 もういいやと諦めたようにして新八も家に帰る事にし、他二人と共に店を出た。 バラバラの目的の三人だが、行く方向は同じで共に歌舞伎町を歩いていた。 その時、見知った人達が目に入ってきた。 「嬢ちゃん、名前言えやすかぃ?」 「ルカ!」 「そうかぃ。 じゃ、嬢ちゃんのお母さんかお父さんは何処にいるか分かるかぃ?」 「?」 「ッたくよ。 こんな小さい餓鬼を一人に出来る親の顔が見てみてぇもんだぜ。 」 黒いスーツを纏った見知った男達は、隠れてはっきりとは見えないが、どうやら小さな女の子といる様子。 そんな知り合いの元に興味本位で近づく万事屋メンバー達。 「なにしてるアルか?誘拐アルか?」 「女の子を攫うつもりですか?コノヤロウ。 警察が誘拐とは、世も末だな。 コノヤロウ。 」 「コノヤロウ、口癖ですか・・・・。 」 そんな万事屋メンバー達に向こうも気づいた様子。 「旦那じゃないですかぃ。 」 「ゲッ!」 「お前らはなにしてるアルか?やっぱり誘拐アルか?」 「どう見たらそうなるんだよ!迷子の保護だ。 」 「どう見たらって、ちんぴらポリコーが小さな子を誘惑してるようにしか見えないネ。 」 「コノヤロウがコノヤロウしてるようにしか見えないね〜。 コノヤロウ。 」 「あんたどんだけコノヤロウにはまってるんですかァァ!!もう、銀さんは何も言わないで下さい!!神楽ちゃんも真選組の仕事を邪魔しちゃダメだよ。 」 「邪魔じゃないね!か弱い子を泣かすちんぴらから、私が守りたいヨ!」 「それはお前の唯の願望ぉぉぉ!!もういいから行くよ!この子だって怯えてる訳じゃないんだか・・・。 」 新八はそう言いかけるが、先程まで土方達に隠れて見えなかった肝心なその子が視界に入る。 その途端。 「・・・か・・・。 無理もない。 目の前にいる子は黄金に輝く長髪の髪で、それと同じ目の色をしている。 睫毛がふさふさで長さも長く、白い肌にほんのりピンクの唇。 目もとても大きく、成長したら間違いなく絶世の美女になる器であろう。 まるで生きている芸術のようだ。 「でしょ?俺らもこの道通ってたら、この子が見えて。 あんまり可愛いもんで、土方コノヤロウが誘拐されるんじゃないかって柄にもなく心配してたんでさぁ。 」 「お前までコノヤロウ移ってんじゃねぇかァ!・・・ま、なんだ・・・。 迷子保護だ!」 「そんなこと言って〜。 自分が誘拐犯になろうとしてたくせに〜。 こんなに可愛いんじゃ、ロリコンの土方くんじゃ仕方ねぇけどな。 」 「誰がロリコンだ!そういうテメェの方が、お持ち帰りしてぇとかなんとか思ってんじゃねぇのか?!」 「あ〜ん?俺はおめぇと違って、女に不憫してねぇんだよ。 うちにはな四六時中酢昆布食ってる奴がいるからな。 」 「それお前んとこの夜兎だろうが?!プッ!何お前、そんな餓鬼を女として見てんのかよ!ロリコンまっしぐらだなおい。 」 「は?何言っちゃってるの?女がうちにいるって言ってるだけですけど?なに?もしかして土方くん、そんな意味でいったの?キッモ〜い。 」 「なんだお前!?あの流れだとそうなるだろうが!!お前の方が信じられないわ、ボケ!」 「プッ!直ぐに向きなっちゃって!これだからエテ公h・・・。 」 銀時は言いかけたが、何かが足元に突進してきたことに気づき、言うのを止めてしまう。 足下を見ると先程の可愛らしい子が抱きついていたのだ。 「パパ!」 少女は銀時の方を見上げて、満面の笑みでそう告げてきた。 「え・・・・。 今、何て・・・・。 」 一瞬我の耳を疑う銀時。 だが、そう聞こえていたのは銀時だけではなかった。 「パパって・・・。 」 「ルカのパパ!」 「・・・・・。 」 その場が静寂に包まれた。 「「「「「えエエェェェェェェェェ!!!」」」」」 これが叫ばずにいられようか。 「えっ!ちょっ!パパって・・・。 」 「誰との子供アルカアアアアア!!いつ種を植えてきたネ!?」 神楽は銀時に蹴りを入れ、その反動で銀時は飛んでいってしまった。 そのまま近くの民家に落とされ、被害にあった民家も銀時もボロボロである。 「ちょ!ちょっと待てって!!俺は知らない!!ほんとだって!」 「あんた前もそんなこと言って、さっちゃんさんと問題起こしたでしょうが!」 「ダンナ〜、見苦しいですゼぃ。 こんなに可愛い子の前で自分の子じゃないと否定するなんざ、男のすることじゃねェ。 」 そう言う沖田の顔はマジであり、ゆっくりと自分の刀を抜き出した。 余程、この子が気にいってるのだろう。 「腹をくくれや、万事屋。 自分の子が親父だって呼んでんだ。 素直に抱きしめてやりな。 」 「そうネ!どこぞの女と子供を作っただけでなく、認知しないなんて最低アル!」 「銀さん!見損ないましたよ!この子が可哀想でしょうが!」 「待てって!勝手に銀さん最低説を広げようとすんな!マジで身に覚えがねぇんだって!!考えてみろ!!俺の遺伝子を継いだ奴が、こんなサラサラのしかもこんな美女が生まれてくるはずがないだろ?」 皆んな攻撃態勢だったのを一斉に止めだす。 「・・・言われてみればそうネ。 」 「確かに全く銀さんに似てないですね。 」 「じゃ、違いますねィ。 」 「確かにな。 」 「・・・俺、泣いていい?」 自分で言って撃沈すれば、世話ない。 「だが、この子の母親が物凄い美女だったら、此奴の遺伝子打ち消されたっておかしくはねぇ。 」 「言われてみれば。 」 「やっぱり、お前の子じゃねェカ!!責任取るヨロシ!!」 「見損ないましたよ!銀さん!!」 「あのな、お前ら・・・。 」 また攻撃態勢に入った皆を他所に、地面に未だに倒れている銀時の元にルカがトコトコと近寄りだした。 銀時の前まで行くと、銀時が怪我しているところを優しく撫でだしたのだ。 「いたい?」 「え・・・。 」 初めはなんて言ったのか理解できなかった銀時だが、この子がとて心配そうに舌足らずな発音で心配してくれているのだと気づく。 「ここ、いたい?」 「・・・痛くねぇから、そんな顔すんな。 」 そんな優しいルカが嬉しくて、銀時は優しく撫でた。 ルカも嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、倒れている銀時に抱きつく。 「よかった!パパ、だ〜いすき!」 怪我してる銀時だが、そんな痛みは何処かへいってしまい、自分を慕ってくれている幼い子背中をあやすようにして軽く叩く。 それを見ていた周りのもの達は、銀時が親かどうかなんてどうでもよくなってしまい、いつのまにか言い合いをやめていた。 勘違いをしてるにしても、自分に慕ってくれている子が可愛くないわけがない。 それにルカのこの容姿。 普通の人間なら一発でデレデレになるの間違いなし。 銀時は優しくルカの頭を撫で、先程まで否定していた事がバカらしく思え、素直にルカを受け入れた。 「・・・仕方ねぇな。 お前のパパ、探してやるよ。 」 「う?」 銀時の言葉にまだ幼いルカは、ちゃんと理解出来ていない様子で首を傾げている。 そんなルカに「まだ、分かんねぇか。 」と言い、俺が悪かったと言わんばかりに優しく微笑んでいる。 「探すって・・・。 本当にその子、銀ちゃんの子じゃないアルか?」 「だからそう言ってんだろうが!」 「・・・でも、どうやって探すんですか?」 「あ?そんなもん、手当たり次第に見つけるしかないだろうが。 」 「見つかんなかったらどうするんですか?」 「そん時は・「うちの子にすればいいネ!」 「は?!神楽ちゃん、ペットじゃないんだからそんな「じゃ、新八は親もいないこの子を放り出す気あるカ?お前から優しさをとったら唯の眼鏡ネ。 」唯の眼鏡ってなんだアアアアア!!確かに、放り出したり出来ないけど「じゃ、決まりネ!」・・・いいんですか?銀さん?」 「あ?そうするしかねぇな。 」 「ヤッターー!!今日から私達が家族だよ!よろしくネ!」 普段は厄介ごとは引き受けない銀時だが、ルカならばそれでもいいかもしれないと思ってしまっている自分がいる。 神楽は銀時に抱きついているルカを取り上げて抱きしめた。 「あい!」 神楽に満面の笑みで返事をするルカ。 次へ 前へ.

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2019年新春特別インタビュー だから足立はおもしろい

入ってねぇんだよコノヤロウ

徳川家が代々征夷大将軍として国を納め、侍が蔓延り、国を動かしている時代。 と呼ばれるのは当の昔で終わり、今は宇宙から来た天人達によって国の中枢は支配されている。 廃刀令が置かれた事により、侍達も迂闊に動けず、天人達の好き勝手に国を乱していく様をただ黙って見ていることしかできない。 侍達の尊厳などこのご時世に存在せず、侍は肩身の狭い思いをして生きていくしかない。 そんなご時世を変えようと将軍家にあだなす攘夷派と徳川家を守ろうとする佐幕派が存在し、二つの派閥の対立で世は混乱を極めている。 だが、世の情勢に全く関心がなく、ただ人として、人らしく生きている連中がいた。 そこは歌舞伎町。 江戸の中でも荒くれ者達が住んでいるというその町にそいつらはいた。 スナックお登勢の上で万事屋銀ちゃんと書かれた看板を堂々とつけた建物に住んでおり、今日も偶に来る客を待ちながら、それぞれが好きなように過ごしている。 「ちょっと銀さん。 暇なら手伝って下さいよ、掃除。 」 「あ?銀さん今忙しいから。 色んな人に怒られるよ?」 「色んな人って誰ですかァ?!あんたも分かってないんだろうがアアアアア!!」 「あれだよあれ。 …ほら…冨樫先生だよ。 」 「…。 」 「?神楽ちゃん?」 「…ベタすぎるネ。 この手のベタな話は聞き飽きたネ。 」 「何の絵本読んでるの?」 「女神様が人間の男と結ばれる話しアル。 」 「あ〜。 僕も小さい時にその絵本読んだよ。 大抵の人達がそれを読んでるみたいだね。 確かタイトルは…。 」 「竹取物語「それ別の話ィ!!ほんとに読んだの?!」 「読んだヨ!そよちゃんがオススメしてきた本を読まない訳ないヨ!女神様が星になった男と年に一度だけ天の川で会えるラブストーリーネ!」 「それおかしいからね…。 明らかに自分で作った内容に途中から七夕の話織り込まれてるからね…。 ったく、掃除も出来ないんですか、あんたらは?!」 そんな感じで毎日を何となく過ごし、なんとなくで生きている。 偶に来る仕事もこなしきれたことなんてないが、不思議な事に馴染みの客もいたりする。 今日はもう来ないだろうと勝手に判断した銀時は、読み終えたジャンプを置いてパチンコに行きだした。 新八は金も無いのにパチンコに行こうとする銀時に怒り出すが、神楽まで酢昆布を買いに行きだしたものだから怒るのも疲れてしまう。 もういいやと諦めたようにして新八も家に帰る事にし、他二人と共に店を出た。 バラバラの目的の三人だが、行く方向は同じで共に歌舞伎町を歩いていた。 その時、見知った人達が目に入ってきた。 「嬢ちゃん、名前言えやすかぃ?」 「ルカ!」 「そうかぃ。 じゃ、嬢ちゃんのお母さんかお父さんは何処にいるか分かるかぃ?」 「?」 「ッたくよ。 こんな小さい餓鬼を一人に出来る親の顔が見てみてぇもんだぜ。 」 黒いスーツを纏った見知った男達は、隠れてはっきりとは見えないが、どうやら小さな女の子といる様子。 そんな知り合いの元に興味本位で近づく万事屋メンバー達。 「なにしてるアルか?誘拐アルか?」 「女の子を攫うつもりですか?コノヤロウ。 警察が誘拐とは、世も末だな。 コノヤロウ。 」 「コノヤロウ、口癖ですか・・・・。 」 そんな万事屋メンバー達に向こうも気づいた様子。 「旦那じゃないですかぃ。 」 「ゲッ!」 「お前らはなにしてるアルか?やっぱり誘拐アルか?」 「どう見たらそうなるんだよ!迷子の保護だ。 」 「どう見たらって、ちんぴらポリコーが小さな子を誘惑してるようにしか見えないネ。 」 「コノヤロウがコノヤロウしてるようにしか見えないね〜。 コノヤロウ。 」 「あんたどんだけコノヤロウにはまってるんですかァァ!!もう、銀さんは何も言わないで下さい!!神楽ちゃんも真選組の仕事を邪魔しちゃダメだよ。 」 「邪魔じゃないね!か弱い子を泣かすちんぴらから、私が守りたいヨ!」 「それはお前の唯の願望ぉぉぉ!!もういいから行くよ!この子だって怯えてる訳じゃないんだか・・・。 」 新八はそう言いかけるが、先程まで土方達に隠れて見えなかった肝心なその子が視界に入る。 その途端。 「・・・か・・・。 無理もない。 目の前にいる子は黄金に輝く長髪の髪で、それと同じ目の色をしている。 睫毛がふさふさで長さも長く、白い肌にほんのりピンクの唇。 目もとても大きく、成長したら間違いなく絶世の美女になる器であろう。 まるで生きている芸術のようだ。 「でしょ?俺らもこの道通ってたら、この子が見えて。 あんまり可愛いもんで、土方コノヤロウが誘拐されるんじゃないかって柄にもなく心配してたんでさぁ。 」 「お前までコノヤロウ移ってんじゃねぇかァ!・・・ま、なんだ・・・。 迷子保護だ!」 「そんなこと言って〜。 自分が誘拐犯になろうとしてたくせに〜。 こんなに可愛いんじゃ、ロリコンの土方くんじゃ仕方ねぇけどな。 」 「誰がロリコンだ!そういうテメェの方が、お持ち帰りしてぇとかなんとか思ってんじゃねぇのか?!」 「あ〜ん?俺はおめぇと違って、女に不憫してねぇんだよ。 うちにはな四六時中酢昆布食ってる奴がいるからな。 」 「それお前んとこの夜兎だろうが?!プッ!何お前、そんな餓鬼を女として見てんのかよ!ロリコンまっしぐらだなおい。 」 「は?何言っちゃってるの?女がうちにいるって言ってるだけですけど?なに?もしかして土方くん、そんな意味でいったの?キッモ〜い。 」 「なんだお前!?あの流れだとそうなるだろうが!!お前の方が信じられないわ、ボケ!」 「プッ!直ぐに向きなっちゃって!これだからエテ公h・・・。 」 銀時は言いかけたが、何かが足元に突進してきたことに気づき、言うのを止めてしまう。 足下を見ると先程の可愛らしい子が抱きついていたのだ。 「パパ!」 少女は銀時の方を見上げて、満面の笑みでそう告げてきた。 「え・・・・。 今、何て・・・・。 」 一瞬我の耳を疑う銀時。 だが、そう聞こえていたのは銀時だけではなかった。 「パパって・・・。 」 「ルカのパパ!」 「・・・・・。 」 その場が静寂に包まれた。 「「「「「えエエェェェェェェェェ!!!」」」」」 これが叫ばずにいられようか。 「えっ!ちょっ!パパって・・・。 」 「誰との子供アルカアアアアア!!いつ種を植えてきたネ!?」 神楽は銀時に蹴りを入れ、その反動で銀時は飛んでいってしまった。 そのまま近くの民家に落とされ、被害にあった民家も銀時もボロボロである。 「ちょ!ちょっと待てって!!俺は知らない!!ほんとだって!」 「あんた前もそんなこと言って、さっちゃんさんと問題起こしたでしょうが!」 「ダンナ〜、見苦しいですゼぃ。 こんなに可愛い子の前で自分の子じゃないと否定するなんざ、男のすることじゃねェ。 」 そう言う沖田の顔はマジであり、ゆっくりと自分の刀を抜き出した。 余程、この子が気にいってるのだろう。 「腹をくくれや、万事屋。 自分の子が親父だって呼んでんだ。 素直に抱きしめてやりな。 」 「そうネ!どこぞの女と子供を作っただけでなく、認知しないなんて最低アル!」 「銀さん!見損ないましたよ!この子が可哀想でしょうが!」 「待てって!勝手に銀さん最低説を広げようとすんな!マジで身に覚えがねぇんだって!!考えてみろ!!俺の遺伝子を継いだ奴が、こんなサラサラのしかもこんな美女が生まれてくるはずがないだろ?」 皆んな攻撃態勢だったのを一斉に止めだす。 「・・・言われてみればそうネ。 」 「確かに全く銀さんに似てないですね。 」 「じゃ、違いますねィ。 」 「確かにな。 」 「・・・俺、泣いていい?」 自分で言って撃沈すれば、世話ない。 「だが、この子の母親が物凄い美女だったら、此奴の遺伝子打ち消されたっておかしくはねぇ。 」 「言われてみれば。 」 「やっぱり、お前の子じゃねェカ!!責任取るヨロシ!!」 「見損ないましたよ!銀さん!!」 「あのな、お前ら・・・。 」 また攻撃態勢に入った皆を他所に、地面に未だに倒れている銀時の元にルカがトコトコと近寄りだした。 銀時の前まで行くと、銀時が怪我しているところを優しく撫でだしたのだ。 「いたい?」 「え・・・。 」 初めはなんて言ったのか理解できなかった銀時だが、この子がとて心配そうに舌足らずな発音で心配してくれているのだと気づく。 「ここ、いたい?」 「・・・痛くねぇから、そんな顔すんな。 」 そんな優しいルカが嬉しくて、銀時は優しく撫でた。 ルカも嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、倒れている銀時に抱きつく。 「よかった!パパ、だ〜いすき!」 怪我してる銀時だが、そんな痛みは何処かへいってしまい、自分を慕ってくれている幼い子背中をあやすようにして軽く叩く。 それを見ていた周りのもの達は、銀時が親かどうかなんてどうでもよくなってしまい、いつのまにか言い合いをやめていた。 勘違いをしてるにしても、自分に慕ってくれている子が可愛くないわけがない。 それにルカのこの容姿。 普通の人間なら一発でデレデレになるの間違いなし。 銀時は優しくルカの頭を撫で、先程まで否定していた事がバカらしく思え、素直にルカを受け入れた。 「・・・仕方ねぇな。 お前のパパ、探してやるよ。 」 「う?」 銀時の言葉にまだ幼いルカは、ちゃんと理解出来ていない様子で首を傾げている。 そんなルカに「まだ、分かんねぇか。 」と言い、俺が悪かったと言わんばかりに優しく微笑んでいる。 「探すって・・・。 本当にその子、銀ちゃんの子じゃないアルか?」 「だからそう言ってんだろうが!」 「・・・でも、どうやって探すんですか?」 「あ?そんなもん、手当たり次第に見つけるしかないだろうが。 」 「見つかんなかったらどうするんですか?」 「そん時は・「うちの子にすればいいネ!」 「は?!神楽ちゃん、ペットじゃないんだからそんな「じゃ、新八は親もいないこの子を放り出す気あるカ?お前から優しさをとったら唯の眼鏡ネ。 」唯の眼鏡ってなんだアアアアア!!確かに、放り出したり出来ないけど「じゃ、決まりネ!」・・・いいんですか?銀さん?」 「あ?そうするしかねぇな。 」 「ヤッターー!!今日から私達が家族だよ!よろしくネ!」 普段は厄介ごとは引き受けない銀時だが、ルカならばそれでもいいかもしれないと思ってしまっている自分がいる。 神楽は銀時に抱きついているルカを取り上げて抱きしめた。 「あい!」 神楽に満面の笑みで返事をするルカ。 次へ 前へ.

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れびう11/7

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徳川家が代々征夷大将軍として国を納め、侍が蔓延り、国を動かしている時代。 と呼ばれるのは当の昔で終わり、今は宇宙から来た天人達によって国の中枢は支配されている。 廃刀令が置かれた事により、侍達も迂闊に動けず、天人達の好き勝手に国を乱していく様をただ黙って見ていることしかできない。 侍達の尊厳などこのご時世に存在せず、侍は肩身の狭い思いをして生きていくしかない。 そんなご時世を変えようと将軍家にあだなす攘夷派と徳川家を守ろうとする佐幕派が存在し、二つの派閥の対立で世は混乱を極めている。 だが、世の情勢に全く関心がなく、ただ人として、人らしく生きている連中がいた。 そこは歌舞伎町。 江戸の中でも荒くれ者達が住んでいるというその町にそいつらはいた。 スナックお登勢の上で万事屋銀ちゃんと書かれた看板を堂々とつけた建物に住んでおり、今日も偶に来る客を待ちながら、それぞれが好きなように過ごしている。 「ちょっと銀さん。 暇なら手伝って下さいよ、掃除。 」 「あ?銀さん今忙しいから。 色んな人に怒られるよ?」 「色んな人って誰ですかァ?!あんたも分かってないんだろうがアアアアア!!」 「あれだよあれ。 …ほら…冨樫先生だよ。 」 「…。 」 「?神楽ちゃん?」 「…ベタすぎるネ。 この手のベタな話は聞き飽きたネ。 」 「何の絵本読んでるの?」 「女神様が人間の男と結ばれる話しアル。 」 「あ〜。 僕も小さい時にその絵本読んだよ。 大抵の人達がそれを読んでるみたいだね。 確かタイトルは…。 」 「竹取物語「それ別の話ィ!!ほんとに読んだの?!」 「読んだヨ!そよちゃんがオススメしてきた本を読まない訳ないヨ!女神様が星になった男と年に一度だけ天の川で会えるラブストーリーネ!」 「それおかしいからね…。 明らかに自分で作った内容に途中から七夕の話織り込まれてるからね…。 ったく、掃除も出来ないんですか、あんたらは?!」 そんな感じで毎日を何となく過ごし、なんとなくで生きている。 偶に来る仕事もこなしきれたことなんてないが、不思議な事に馴染みの客もいたりする。 今日はもう来ないだろうと勝手に判断した銀時は、読み終えたジャンプを置いてパチンコに行きだした。 新八は金も無いのにパチンコに行こうとする銀時に怒り出すが、神楽まで酢昆布を買いに行きだしたものだから怒るのも疲れてしまう。 もういいやと諦めたようにして新八も家に帰る事にし、他二人と共に店を出た。 バラバラの目的の三人だが、行く方向は同じで共に歌舞伎町を歩いていた。 その時、見知った人達が目に入ってきた。 「嬢ちゃん、名前言えやすかぃ?」 「ルカ!」 「そうかぃ。 じゃ、嬢ちゃんのお母さんかお父さんは何処にいるか分かるかぃ?」 「?」 「ッたくよ。 こんな小さい餓鬼を一人に出来る親の顔が見てみてぇもんだぜ。 」 黒いスーツを纏った見知った男達は、隠れてはっきりとは見えないが、どうやら小さな女の子といる様子。 そんな知り合いの元に興味本位で近づく万事屋メンバー達。 「なにしてるアルか?誘拐アルか?」 「女の子を攫うつもりですか?コノヤロウ。 警察が誘拐とは、世も末だな。 コノヤロウ。 」 「コノヤロウ、口癖ですか・・・・。 」 そんな万事屋メンバー達に向こうも気づいた様子。 「旦那じゃないですかぃ。 」 「ゲッ!」 「お前らはなにしてるアルか?やっぱり誘拐アルか?」 「どう見たらそうなるんだよ!迷子の保護だ。 」 「どう見たらって、ちんぴらポリコーが小さな子を誘惑してるようにしか見えないネ。 」 「コノヤロウがコノヤロウしてるようにしか見えないね〜。 コノヤロウ。 」 「あんたどんだけコノヤロウにはまってるんですかァァ!!もう、銀さんは何も言わないで下さい!!神楽ちゃんも真選組の仕事を邪魔しちゃダメだよ。 」 「邪魔じゃないね!か弱い子を泣かすちんぴらから、私が守りたいヨ!」 「それはお前の唯の願望ぉぉぉ!!もういいから行くよ!この子だって怯えてる訳じゃないんだか・・・。 」 新八はそう言いかけるが、先程まで土方達に隠れて見えなかった肝心なその子が視界に入る。 その途端。 「・・・か・・・。 無理もない。 目の前にいる子は黄金に輝く長髪の髪で、それと同じ目の色をしている。 睫毛がふさふさで長さも長く、白い肌にほんのりピンクの唇。 目もとても大きく、成長したら間違いなく絶世の美女になる器であろう。 まるで生きている芸術のようだ。 「でしょ?俺らもこの道通ってたら、この子が見えて。 あんまり可愛いもんで、土方コノヤロウが誘拐されるんじゃないかって柄にもなく心配してたんでさぁ。 」 「お前までコノヤロウ移ってんじゃねぇかァ!・・・ま、なんだ・・・。 迷子保護だ!」 「そんなこと言って〜。 自分が誘拐犯になろうとしてたくせに〜。 こんなに可愛いんじゃ、ロリコンの土方くんじゃ仕方ねぇけどな。 」 「誰がロリコンだ!そういうテメェの方が、お持ち帰りしてぇとかなんとか思ってんじゃねぇのか?!」 「あ〜ん?俺はおめぇと違って、女に不憫してねぇんだよ。 うちにはな四六時中酢昆布食ってる奴がいるからな。 」 「それお前んとこの夜兎だろうが?!プッ!何お前、そんな餓鬼を女として見てんのかよ!ロリコンまっしぐらだなおい。 」 「は?何言っちゃってるの?女がうちにいるって言ってるだけですけど?なに?もしかして土方くん、そんな意味でいったの?キッモ〜い。 」 「なんだお前!?あの流れだとそうなるだろうが!!お前の方が信じられないわ、ボケ!」 「プッ!直ぐに向きなっちゃって!これだからエテ公h・・・。 」 銀時は言いかけたが、何かが足元に突進してきたことに気づき、言うのを止めてしまう。 足下を見ると先程の可愛らしい子が抱きついていたのだ。 「パパ!」 少女は銀時の方を見上げて、満面の笑みでそう告げてきた。 「え・・・・。 今、何て・・・・。 」 一瞬我の耳を疑う銀時。 だが、そう聞こえていたのは銀時だけではなかった。 「パパって・・・。 」 「ルカのパパ!」 「・・・・・。 」 その場が静寂に包まれた。 「「「「「えエエェェェェェェェェ!!!」」」」」 これが叫ばずにいられようか。 「えっ!ちょっ!パパって・・・。 」 「誰との子供アルカアアアアア!!いつ種を植えてきたネ!?」 神楽は銀時に蹴りを入れ、その反動で銀時は飛んでいってしまった。 そのまま近くの民家に落とされ、被害にあった民家も銀時もボロボロである。 「ちょ!ちょっと待てって!!俺は知らない!!ほんとだって!」 「あんた前もそんなこと言って、さっちゃんさんと問題起こしたでしょうが!」 「ダンナ〜、見苦しいですゼぃ。 こんなに可愛い子の前で自分の子じゃないと否定するなんざ、男のすることじゃねェ。 」 そう言う沖田の顔はマジであり、ゆっくりと自分の刀を抜き出した。 余程、この子が気にいってるのだろう。 「腹をくくれや、万事屋。 自分の子が親父だって呼んでんだ。 素直に抱きしめてやりな。 」 「そうネ!どこぞの女と子供を作っただけでなく、認知しないなんて最低アル!」 「銀さん!見損ないましたよ!この子が可哀想でしょうが!」 「待てって!勝手に銀さん最低説を広げようとすんな!マジで身に覚えがねぇんだって!!考えてみろ!!俺の遺伝子を継いだ奴が、こんなサラサラのしかもこんな美女が生まれてくるはずがないだろ?」 皆んな攻撃態勢だったのを一斉に止めだす。 「・・・言われてみればそうネ。 」 「確かに全く銀さんに似てないですね。 」 「じゃ、違いますねィ。 」 「確かにな。 」 「・・・俺、泣いていい?」 自分で言って撃沈すれば、世話ない。 「だが、この子の母親が物凄い美女だったら、此奴の遺伝子打ち消されたっておかしくはねぇ。 」 「言われてみれば。 」 「やっぱり、お前の子じゃねェカ!!責任取るヨロシ!!」 「見損ないましたよ!銀さん!!」 「あのな、お前ら・・・。 」 また攻撃態勢に入った皆を他所に、地面に未だに倒れている銀時の元にルカがトコトコと近寄りだした。 銀時の前まで行くと、銀時が怪我しているところを優しく撫でだしたのだ。 「いたい?」 「え・・・。 」 初めはなんて言ったのか理解できなかった銀時だが、この子がとて心配そうに舌足らずな発音で心配してくれているのだと気づく。 「ここ、いたい?」 「・・・痛くねぇから、そんな顔すんな。 」 そんな優しいルカが嬉しくて、銀時は優しく撫でた。 ルカも嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、倒れている銀時に抱きつく。 「よかった!パパ、だ〜いすき!」 怪我してる銀時だが、そんな痛みは何処かへいってしまい、自分を慕ってくれている幼い子背中をあやすようにして軽く叩く。 それを見ていた周りのもの達は、銀時が親かどうかなんてどうでもよくなってしまい、いつのまにか言い合いをやめていた。 勘違いをしてるにしても、自分に慕ってくれている子が可愛くないわけがない。 それにルカのこの容姿。 普通の人間なら一発でデレデレになるの間違いなし。 銀時は優しくルカの頭を撫で、先程まで否定していた事がバカらしく思え、素直にルカを受け入れた。 「・・・仕方ねぇな。 お前のパパ、探してやるよ。 」 「う?」 銀時の言葉にまだ幼いルカは、ちゃんと理解出来ていない様子で首を傾げている。 そんなルカに「まだ、分かんねぇか。 」と言い、俺が悪かったと言わんばかりに優しく微笑んでいる。 「探すって・・・。 本当にその子、銀ちゃんの子じゃないアルか?」 「だからそう言ってんだろうが!」 「・・・でも、どうやって探すんですか?」 「あ?そんなもん、手当たり次第に見つけるしかないだろうが。 」 「見つかんなかったらどうするんですか?」 「そん時は・「うちの子にすればいいネ!」 「は?!神楽ちゃん、ペットじゃないんだからそんな「じゃ、新八は親もいないこの子を放り出す気あるカ?お前から優しさをとったら唯の眼鏡ネ。 」唯の眼鏡ってなんだアアアアア!!確かに、放り出したり出来ないけど「じゃ、決まりネ!」・・・いいんですか?銀さん?」 「あ?そうするしかねぇな。 」 「ヤッターー!!今日から私達が家族だよ!よろしくネ!」 普段は厄介ごとは引き受けない銀時だが、ルカならばそれでもいいかもしれないと思ってしまっている自分がいる。 神楽は銀時に抱きついているルカを取り上げて抱きしめた。 「あい!」 神楽に満面の笑みで返事をするルカ。 次へ 前へ.

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