慢性 膵炎 検査。 慢性膵炎の症状,原因と治療の病院を探す

慢性膵炎|慶應義塾大学病院 KOMPAS

慢性 膵炎 検査

アミラーゼは消化酵素の一種で、でんぷんなどの糖分を分解するはたらきがあり、以前はジアスターゼと呼ばれていました。 おもに膵臓と唾液腺から分泌され、 膵臓の病気などを発見したり、経過を観察するための指標として用いられています。 膵管閉塞が起こると、アミラーゼの流れが阻害されるため血中アミラーゼの上昇、遅れて血中濃度も増加します。 そのほか膵炎や膵臓がんなど膵臓の病気でも変化が起こります。 そこで血液と尿のアミラーゼを測定することで、それらの兆候を読み取ろうというのがこの検査の目的です。 アミラーゼはどのように検査するのか? 血清アミラーゼは血液を採取して、血清部分を自動分析器にかけて検出します。 また、尿アミラーゼは採取した尿を自動分析器にかけて検出します。 検査方法は色々ありますが、現在では酵素法と呼ばれる手法が主流となっています。 基準値と変動の範囲(酵素法)• 発病から3〜4日で血清アミラーゼは正常に戻りますが、尿アミラーゼは高値が続きます。 回復期にもアミラーゼ値が変動することがあり、重症の膵炎や膵嚢胞を合併しているときは、経過の長引くこともあるので、2〜3週間は続けて測定します。 なお、急性膵炎はその他の膵酵素や腹部超音波検査、腹部CT検査とあわせて診断されます 慢性膵炎やすい臓がんは2〜3倍の高値が持続しますが、慢性膵炎でも急性増悪期には急性と同じように上昇します。 この場合には、上記の検査のほか、膵胆管造影、腹部血管造影、腫瘍マーカーなどの検査を行ない、診断します。 急性耳下腺炎や唾石症などの唾液腺の病気でも血清アミラーゼは上昇しますが、ほおの腫れや顎の痛みなどで診断がつきます。 また、胃・十二指腸潰瘍の穿孔、急性の胆管・胆嚢炎、腸閉塞、腹膜炎などでもすい臓が障害されたり膵液の排出が妨げられるため、膵型アミラーゼが上昇することがあります。 劇症肝炎、糖尿病性ケトーシス、腹部外傷では唾液腺型アミラーゼが上昇する場合があります。 異常があったらどうするか? 異常値の原因となっている病気を発見し、その治療にあたることが第一です。 ただし、マクロアミラーゼ血症や、特発性の高唾液型アミラーゼ血症などは治療の必要はありません。 持続する軽度の高値のときは、慢性膵炎やすい臓がんなどが考えられますので、やなどの酵素のほか、、、逆行性膵胆管造影、腹部血管造影、腫瘍マーカーなどの検査を受けましょう。 異常な場合に疑われる病気• 血清・尿ともに高値…急性膵炎、慢性膵炎の増悪期、すい臓がん、膵嚢胞、耳下腺炎、胃・十二指腸潰瘍、腹膜炎、腸閉塞など• 血清だけが高値…マクロアミラーゼ血症、腎不全、高唾液腺型アミラーゼ血症など• 血清・尿ともに低値…腎臓病末期、肝硬変、重度の糖尿病など•

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慢性膵炎の検査と診断【すい臓(膵臓)健康メモ】

慢性 膵炎 検査

原因 それぞれの原因は以下の通りです。 急性膵炎 もっとも多い原因はアルコールの多飲によるもので、全体の約40%を占めます。 次に多いのはが膵管と胆管の合流部にはまりこんだもので、女性の急性膵炎に多いです。 原因不明のものも約20%あります。 そのほかには、内視鏡検査や手術などが原因となる医原性のもの、、膵臓や胆道の奇形、、感染症などが挙げられます。 慢性膵炎 もっとも多い原因は急性膵炎と同じくアルコールの多飲によるもので、男性では70%を占めています。 原因不明のものが約20%で、女性の慢性膵炎の約半数は原因不明の特発性とされています。 そのほかには、胆石などの胆道系疾患、高脂血症、腹部外傷、奇形など急性膵炎と共通した原因となります。 症状 それぞれの症状は以下の通りです 急性膵炎 急性腹症のひとつであり、症状は重症度によって大きく異なります。 みぞおちから背中にかけての断続的で強い痛みが起こり、吐き気や嘔吐、発熱などの症状が続きます。 また、重症になると、を併発し、腸管の運動が麻痺するために高頻度でが起こり、ショック状態となるため、全身状態としては、頻脈や血圧低下、出血傾向、呼吸障害などがみられ、非常に重篤な状態へ移行します。 また、膵臓の組織が 壊死 えし を起こすため、膵臓から遊離した脂肪と血中のカルシウムが結合してを呈することがあります。 また、慢性膵炎が急激に悪化すると、急性膵炎のような症状が現れることもあります。 慢性膵炎 症状は発症してからの時間によって異なります。 発症してから10年ほどは、主な症状はみぞおちから背中にかけての痛みであり、飲酒や脂肪が多い食事を食べた後にひどくなるのが特徴です。 また、発症後10年以降には腹痛は軽減しますが、膵臓の機能が低下し、消化酵素やインスリンなどのホルモンの分泌が次第に減少します。 このため、脂肪が消化されず、脂肪便や下痢、体重減少などがみられ、インスリンが正常に分泌されないことでを併発します。 慢性膵炎はしばしば急激に悪化することがあり、その場合には急性膵炎と同様の症状が現れます。 検査・診断 膵炎の診断にはCT検査が有用です。 そのほかにも補助的な診断や全身状態を評価する目的で、血液検査や他の画像検査、消化酵素やホルモンの分泌能を評価する検査などが行われます。 画像検査 造影剤を用いたCT検査がもっとも有用な検査です。 急性膵炎では、膵臓の腫れや周囲の炎症がみられ、慢性膵炎では膵管の拡張や膵石がみられます。 やMRCP検査なども膵管や膵石の状態を確認することができますが、第一に選択されるのは造影CT検査でしょう。 また、もっとも簡便に行えるレントゲン検査では、や膵石を確認することができ、急性腹症の場合には緊急的に消化管穿孔などとの鑑別が行える検査です。 血液検査 血液検査は膵臓と全身の状態を評価するために行われます。 膵酵素であるアミラーゼとリパーゼは、急性・慢性ともに上昇します。 しかし、慢性膵炎の末期ではこれらの酵素が減少するため、膵酵素の値は慢性の進行を評価する目的で定期的に検査されることがあります。 また、急性膵炎では炎症反応が上昇し、血小板や凝固因子の現象がみられます。 重症例では、膵臓組織の壊死によってカルシウムの低下とLDHの上昇が見られ、重症度を評価する指標のひとつでもあります。 膵外分泌能検査 慢性膵炎で行われる検査で、膵臓の消化酵素であるアミラーゼやリパーゼの分泌能を評価するものです。 膵キモトリプシン活性を反映するPFD試験や便中の脂肪量を評価する検査などが行われます。 膵内分泌能検査 慢性膵炎で行われる検査ですが、主にインスリンの分泌能を評価する検査です。 検査方法は一般的なの検査と同様で、やHbA1c値の測定、糖負荷試験などが行われます。 治療 それぞれの治療は以下の通りです。 急性膵炎 軽症の場合には、膵臓への刺激を抑えるために安静、絶食などの保存的な治療が行われます。 基本的には入院が必要になり、脱水予防のために点滴が行われ、症状の程度によっては蛋白分解酵素阻害薬を使用して、膵臓の組織を保護する治療が行われます。 一方、重症の場合には、全身管理が必要になり、呼吸状態や血圧低下などに対する集中的な治療が行われます。 また、膵炎に対しては蛋白質分解酵素阻害薬の大量点滴が行われ、性膵炎では胆道ドレナージ(胆汁を外へ排出する)や胆石切除が行われます。 いずれも早急に適切な治療が開始される必要があり、治療の遅れは救命率の低下につながります。 慢性膵炎 消化酵素やホルモンの分泌が保たれているときには、禁酒や低脂肪食などの食事療法が行われ、症状や進行を抑えるために消化酵素薬と蛋白質分解酵素阻害薬の内服がすすめられます。 一方、消化酵素やホルモンの分泌が減少する頃には、分泌が低下した消化酵素の補充やインスリン療法が行われます。 また、膵石が膵管に詰まることによって、保存的な治療では改善しない腹痛がある場合には、内視鏡での膵石除去や膵管拡張、手術による膵管減圧術などが行われることもあります。

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慢性膵炎/診断・治療指針

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アミラーゼは消化酵素の一種で、でんぷんなどの糖分を分解するはたらきがあり、以前はジアスターゼと呼ばれていました。 おもに膵臓と唾液腺から分泌され、 膵臓の病気などを発見したり、経過を観察するための指標として用いられています。 膵管閉塞が起こると、アミラーゼの流れが阻害されるため血中アミラーゼの上昇、遅れて血中濃度も増加します。 そのほか膵炎や膵臓がんなど膵臓の病気でも変化が起こります。 そこで血液と尿のアミラーゼを測定することで、それらの兆候を読み取ろうというのがこの検査の目的です。 アミラーゼはどのように検査するのか? 血清アミラーゼは血液を採取して、血清部分を自動分析器にかけて検出します。 また、尿アミラーゼは採取した尿を自動分析器にかけて検出します。 検査方法は色々ありますが、現在では酵素法と呼ばれる手法が主流となっています。 基準値と変動の範囲(酵素法)• 発病から3〜4日で血清アミラーゼは正常に戻りますが、尿アミラーゼは高値が続きます。 回復期にもアミラーゼ値が変動することがあり、重症の膵炎や膵嚢胞を合併しているときは、経過の長引くこともあるので、2〜3週間は続けて測定します。 なお、急性膵炎はその他の膵酵素や腹部超音波検査、腹部CT検査とあわせて診断されます 慢性膵炎やすい臓がんは2〜3倍の高値が持続しますが、慢性膵炎でも急性増悪期には急性と同じように上昇します。 この場合には、上記の検査のほか、膵胆管造影、腹部血管造影、腫瘍マーカーなどの検査を行ない、診断します。 急性耳下腺炎や唾石症などの唾液腺の病気でも血清アミラーゼは上昇しますが、ほおの腫れや顎の痛みなどで診断がつきます。 また、胃・十二指腸潰瘍の穿孔、急性の胆管・胆嚢炎、腸閉塞、腹膜炎などでもすい臓が障害されたり膵液の排出が妨げられるため、膵型アミラーゼが上昇することがあります。 劇症肝炎、糖尿病性ケトーシス、腹部外傷では唾液腺型アミラーゼが上昇する場合があります。 異常があったらどうするか? 異常値の原因となっている病気を発見し、その治療にあたることが第一です。 ただし、マクロアミラーゼ血症や、特発性の高唾液型アミラーゼ血症などは治療の必要はありません。 持続する軽度の高値のときは、慢性膵炎やすい臓がんなどが考えられますので、やなどの酵素のほか、、、逆行性膵胆管造影、腹部血管造影、腫瘍マーカーなどの検査を受けましょう。 異常な場合に疑われる病気• 血清・尿ともに高値…急性膵炎、慢性膵炎の増悪期、すい臓がん、膵嚢胞、耳下腺炎、胃・十二指腸潰瘍、腹膜炎、腸閉塞など• 血清だけが高値…マクロアミラーゼ血症、腎不全、高唾液腺型アミラーゼ血症など• 血清・尿ともに低値…腎臓病末期、肝硬変、重度の糖尿病など•

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